フランスで公開されるや熱狂的な口コミが広がり、観客動員数は110万人を突破する大ヒットを記録し、フランスで最も権威のあるセザール賞ベストドキュメンタリー賞にも輝いた『TOMORROW パーマンネントライフを探して』
(12月にイメージフォーラムほか全国順次公開)のポスタービジュアル&場面写真が解禁となりました。

2012年、権威ある学術雑誌「ネイチャー」に21人の科学者たちが、今のライフスタイルを続ければ、人類は滅亡するという論文を発表し、世界に衝撃が走った—。映像作家としても豊かな才能に恵まれた女優メラニー・ロランが、その衝撃の事実を知り、未来の子供たちのために、活動家・ジャーナリストと多彩な顔を持つ友人のシリル・ディオンと一緒に、未来を幸せに暮らすためのライフスタイルを求めて世界へと旅に出た。

この度解禁されたポスタービジュアルでは、メラニー・ロランが地球にやさしい新たなライフスタイルを求めて世界を旅する中で出会った「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の5つの分野を切り取った印象的な写真が散りばめられている。どうしてもどこか暗くなりがちなこれまでの環境ドキュメンタリー映画とは違い、人にも地球にも優しいライフスタイルを求める、決して未来を諦めない前向きさこそが本作の魅力であり、そのメッセージが十分に伝わってくるビジュアルとなっている。

本作には、「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の5つの分野を渡り、パーマカルチャー、トランジション・タウン、ゼロ・ウェストなど、世界中の新しい取り組みを行っているパイオニアたちが続々と登場。効果的に挿入される、手描きの図解やイラストも楽しく、旅で出会った自然の美しさ、そこに生きる人々のひたむきな表情や無邪気な子供の笑顔に胸を打たれる。これは、人類滅亡を招く“悪”を告発するのではなく、滅亡しない方法を見つけるという、スーパーポジティブな作品で、男女、年代、国境を超えて興味を喚起する、斬新でワクワクするかつてない“提案型ドキュメンタリー”に仕上がっている。新しい世界を創り始めたカリスマやパイオニアたちと出会い、世界とつながる至福と気づきへの2時間の旅。

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執筆者

Yasuhiro Togawa