昨年、数々の賞レースを賑わせ、そのラストの衝撃にミニシアターながら世界で大ヒットを記録した『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の最新作『LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)』(原題)が先日のベネチア国際映画祭でのエマ・ストーンの女優賞受賞に続き、9月8日〜18日に開催されていたトロント国際映画祭で見事最高賞である<観客賞>を受賞しました!

本映画祭は、カンヌ国際映画祭と並ぶ北米最大規模の来場者数を誇る映画祭で、今回受賞しました一般の観客の投票により決定する観客賞が最高賞となります。過去に同賞を獲得した『ルーム』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』等が、アカデミー賞も受賞しており、アカデミー賞前哨戦の一つとして本映画祭の受賞作には期待が高まります。なお、日本の公開は2017年2月を予定しています。

オーディションに受からず落ち込んでいた女優志望のミア(エマ・ストーン)はふとピアノの音色に誘われて入ったジャズバーでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と最悪な出会いを果たす。偶然にも二度目に出会った時は、セバスチャンはふてくされながら80年代ポップスをプールサイドで演奏していた・・・。初めての会話でぶつかり合う二人、しかし、お互いに秘める才能に惹かれ始め、次第にそれは恋へと変っていく—。
古き良きハリウッドの50〜60年代のミュージカル映画を彷彿させる最高にゴージャスでロマンチックな展開は観る者全てを感動と興奮でのみ込んでいく!
監督は28歳にして『セッション』で数々の賞レースを賑わせ、世界中を虜にした<若き天才>デイミアン・チャゼル。
セバスチャンには業界引く手数多の実力派俳優で日本でも人気の高い『きみに読む物語』、『ドライヴ』などで知られるライアン・ゴズリング、ミア役には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でアカデミー賞を始め数多くの賞にノミネートされたエマ・ストーンなど超豪華キャストが集結!これからの賞レースを賑わせる事間違いなしの本作—是非引き続きご注目下さい!

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執筆者

Yasuhiro Togawa