阿部寛・天海祐希W主演、遊川和彦脚本・監督、そして第40回モントリオール世界映画祭“ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門”に正式出品されることになった本作『恋妻家宮本』(来年2017年1月28日公開)。テレビドラマ「家政婦のミタ」「女王の教室」「〇〇妻」「偽装の夫婦」といった数々の話題作を世に放ち、そして今クールでも話題のドラマ「はじめまして、愛しています。」を手掛けている気鋭の脚本家・遊川和彦が満を持して、初めて映画のメガホンを取りました! その初監督作品『恋妻家宮本』の題材に選んだのは、家族小説の名手である重松清の「ファミレス」(角川文庫刊)。夫婦、親子、友人…人と人とのつながりを重松清らしい珠玉のセリフと心温まるエピソードで綴られ好評を博した原作を、独自の視点で現代の家族を描き続けてきた遊川和彦が大胆に脚色。熟年離婚が当たり前となった現代において、子供が独り立ちした夫妻が50代からの2人きりとなる生活とどう向き合うのかを、コミカルかつハートフルに描いてゆきます。

そしてこの度、遊川和彦初映画監督作品『恋妻家宮本』で、阿部寛&天海祐希が演じる宮本陽平&美代子夫婦と共演する、豪華俳優陣の情報が解禁となります!
まずは、遊川和彦脚本のテレビドラマで主演を務めた2人。2010年の「曲げられない女」で主演を務めた菅野美穂が、宮本陽平(阿部)が通う料理教室仲間で、容姿端麗ながら毒舌、いつも夫の悪口を言っている五十嵐真珠を、2011年の「リバウンド」で主演を務めた相武紗季が、同じく料理教室仲間で、真珠とは正反対の性格で、天真爛漫にまもなく結婚する婚約者ののろけ話ばかりする門倉すみれを演じます。遊川作品常連とも言える2人は、この映画でも抜群の存在感を発揮しています。
また、2015年の「偽装の夫婦」に続いて、遊川作品への参加となった富司純子は、中学校教師でもある陽平の教え子の祖母にして天敵、正論を振りかざして厳しく孫に接する井上礼子を演じます。

その他、工藤阿須加、早見あかりが、大学生時代の陽平&美代子を演じます。2人は見た目もさることながら、しぐさやクセに至るまで熱心に阿部&天海の演技を研究し、本人たちに「まるで本当に若い頃の自分たちを見ているよう!」と言わしめました。そして佐藤二朗が、菅野扮する真珠と常にケンカが絶えない夫、五十嵐幸次を演じます。

 遊川作品初参加の阿部寛。「女王の教室」「偽装の夫婦」に続いて遊川作品参加の天海祐希。さらに、遊川作品常連の菅野美穂、相武紗季、富司純子をはじめとした豪華俳優陣。遊川和彦初監督作品に、これ以上ないキャストが勢揃いしました。鮮烈な化学反応が起きること必至です!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54562

執筆者

Yasuhiro Togawa