●累計発行部数580万部以上! 歴史小説の大家・司馬遼太郎の名作が遂に初映画化!
世代を超えて熱烈なファンを数多く持つ歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、戦国史上最大の合戦・関ヶ原の戦いを描いた作品『関ヶ原』。「国取り物語」「新史太閤記」と並ぶ“戦国三部作”であり、「覇王の家」「城塞」と並ぶ“家康三部作”のひとつでもある本作は、1964年〜66年「週刊サンケイ」にて連載、1966年に新潮社より初版単行本、1974年には新潮文庫版全3巻が刊行され、現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が580万部を超える、大ベストセラーとなっております。
本作は1981年にTBSでドラマ化され、今回待望の初映画化となります。また、司馬遼太郎作品の実写映画化は、1999年公開『梟の城』以来、実に18年ぶり! さらに、これまでの日本映画史上「関ヶ原の戦い」を真っ向から描いた映画作品は無く、その意味でも今までにない挑戦となります。2016年に没後20年を迎える中、最大の盛り上がりとなる事間違いなしです。

 ●日本映画界を代表する名匠とキャストたちが挑む、天下分け目の超決戦!
『日本のいちばん長い日』(15)で第39回日本アカデミー賞優秀作品賞、及び優秀監督賞を受賞。近年『わが母の記』(12)、『駆け込み女と駆け出し男』(15)等精力的に新作を撮り続ける、日本映画界の名匠・原田眞人。25年もの長きにわたり熱望し続けた歴史超大作『関ヶ原』の映画化が遂に実現。自身が、紆余曲折を経て辿り着いた「関ヶ原」は司馬遼太郎が小説で描いた石田三成の義を貫く様。今を生きる日本人の指標とすべき生き方として、新しい「関ヶ原」を作り、日本初の“世界戦略時代劇”として送り出します!

己の「正義」を強く信じ、愛を貫き通そうとした“純粋すぎる武将”石田三成には、第38回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞にも輝き、主演作が目白押しの俳優・岡田准一。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画『蜩ノ記』以来となる本格時代劇への出演で、原田監督作品には初参加となります。「正義」を重んじるあまり融通が利かず、不器用で人間味あふれる姿を見せる本作では、これまで狡猾で計算高い人物として描かれてきたものとは全く違う、今までにない新たな「石田三成」が誕生します。

豊臣秀吉亡きあとの天下取りに野望を抱き、三成と相対する徳川家康には、原田監督作品の常連でもあり、言わずと知れた日本映画を代表する名優・役所広司。これまで数々の歴史上の人物を演じてきたが徳川家康役は初挑戦となります。今までの「好々爺」として描かれていた家康像を、策略を巡らし反三成の大名を多く取り込みながら、三成を追い詰めていく、まさに権力欲に燃える東軍大将を魅力的に演じます。
 
三成の下で忍びとして、また女性として支え続ける初芽(はつめ)には、2017年の朝の連続ドラマ小説に主演が決定し、映画・ドラマと今、最もオファーが絶えない女優・有村架純。今回、本格時代劇初! さらには殺陣などのアクションにも初挑戦! 激動の戦国時代に、表立っては言えない恋心を秘めながら、命を懸けて主君三成を守る姿は感涙必至です!

 まさに現代の日本映画界を賑わす豪華キャストが、原田監督のもと、日本が世界に誇る歴史超大作に挑みます! 岡田さんと役所さんは『蜩ノ記』以来2年振り2本目の共演となり、有村さんは岡田さん、役所さん共に初共演となります!

撮影は8月中旬より約2か月半、滋賀・京都などを中心に、国宝級の歴史的建造物での映画初撮影も予定されております。また、天下分け目の決戦を描くために、約3,000人規模のエキストラも参加しての非常に迫力のある撮影となる予定です。

公開は2017年初秋予定。

出演

岡田准一 :
石田三成 役 
己の正義を強く信じ、愛を貫き通そうとした“純粋すぎる武将”

≪コメント≫
日本で一番の大合戦「関ヶ原」が映画化されることを僕自身、今から楽しみにしています。
歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう「石田三成」を演じることができ嬉しく思います。
原田眞人監督のもと役所広司さん、有村架純さんを始めとするキャストの皆様、スタッフの皆様と全力で撮影に挑みたいと思います。

役所広司 :
徳川家康 役 
豊臣秀吉亡き後、天下取りの野望に燃え、三成の前に立ちふさがる

≪コメント≫
信長、秀吉など、数々の戦国武将の成功と失敗を間近に見て学んできた家康が、人生最大の大博打「関ケ原の戦い」に挑み、勝利するまでの心の動き、今からワクワクしています。

有村架純 :
初芽(はつめ) 役
部下として、女性として、三成を愛し支え続けた伊賀の忍び

≪コメント≫
この度、初の時代劇に挑戦させていただくことになりました。
言葉や所作、アクション、一から覚える事がたくさんありますが出演されるキャストの方々のお芝居を見て勉強しながら、その時代を生きた人物として、石田三成の腰元として女を忘れしっかりと役目を果たしたいなと思います。
精一杯頑張ります!

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執筆者

Yasuhiro Togawa