8/20(土)〜新宿シネマカリテで公開となる、映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』デジタル・リマスター版の特別映像を解禁

https://www.youtube.com/watch?v=6uyV4o6Isqs&feature=youtu.be

【特典映像の内容】

地球から空間移動装置により、とある惑星にワープしてしまった二人の主人公が、その惑星で生き延びるために地球から持ってきたバイオリンを演奏していると、異星人たちが「クー」と言ってコミュニケーションを取ろうとする。

映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』とは?

『不思議惑星キン・ザ・ザ』は,巨額の宣伝費をかけて、世界各地何千館で公開されたわけでもないのに、人から人へと噂が伝わり、時を経るにつれ、さらにいっそう深く世界中の人々の心をとらえるようになっていった映画である。
完成時の試写では,批評家からさんざんな不評だったこの映画は、公開される
や若者の圧倒的な支持により、ソ連全土で1520万人という驚異的な動員を成し遂げ、1987年リオデジャネイロ国際映画祭でグラフィック・コンセプション特別賞を授与されている。日本でも1989年に東京の池袋、文芸坐で開催された〈ソビエトSF映画祭〉の1本として上映されただけで、いっぺんに観客を魅了し、10年以上を経て、その勢いは減速するどころか、ホームページまでできて大賑わいというのだから、人気のほどは知れよう。日本以外でも、ハンガリー・モンゴル・フランスからコンゴに至る20か国以上に輸出されている。

ゲオルギー・ダネリヤ監督
『不思議惑星キン・ザ・ザ』の監督ゲオルギー・ダネリヤ(1930年〜)はジョージアのトビリシ出身で建築を専攻した後に、映画の道に入り、デビュー作の“SERYOZHA”(イーゴリ・タランキンとの共同監督/1960年)が、世界最古の歴史を誇るチェコのカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭でグランプリを受賞。その後も、着実に新作を発表し、1975年の“AFONYA”ではロシア全土で6220万人動員という快挙を成し遂げた、名実ともにロシアを代表する監督である。

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執筆者

Yasuhiro Togawa