世界最大級のオンラインストリーミングサービスを提供する Netflix(本社:米国カリフォルニア州ロス・ガトス)の日本法人である Netflix 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長グレッグ・ピーターズ)は本日、劇場アニメ「BLAME! (ブラム)」を世界に向けて Netflix で独占配信することをポリゴン・ピクチュアズと共同で発表しました。なお本作品は日本の Netflix でも配信されます。
「BLAME!」の舞台は、人類が「違法居住者」として駆除・抹殺される暗黒の未来。無限に増殖を続ける超巨大な「階層都市」で、探索者・霧亥(キリイ)が、今にも忘れられようとしている人類文明を救うため、突如放り込まれた孤独で危険な旅路を描きます。
1997 年から 2003 年まで講談社「アフタヌーン」で連載された SF 漫画の金字塔「BLAME!」が、連載開始から 20 年の時を経て待望の劇場アニメ化。そして Netflix で全世界に向け配信されることになりました。

本作品を手がけるのは、数々の賞を獲得した原作者・弐瓶勉氏と瀬下寛之監督の名コンビ。大成功を収めた SF アニメシリーズ 「シドニアの騎士」に続くコラボレーションとなります。瀬下寛之監督はまた、現在 Netflix が世界に配信中の息もつかせぬサスペンスアニメ作品「亜人」でも総監督を務めました。
「BLAME!」、「シドニアの騎士」、「亜人」の単行本コミックスは講談社 (英語版は米ヴァーティカル社)から、電子書籍は講談社コミックプラス (電子書籍英語版は Kodansha Comics) から入手が可能です。
Netflix のオリジナルコンテンツ バイスプレジデントを務めるデイビッド・リーは次のように話しています。
「ポリゴン・ピクチュアズとタッグを組み、Netflix で最新作『BLAME!』を世界中のファンの皆さまにお届けできることを大変嬉しく思っています。私たちは常に最高のアニメーション作品を Netflix オリジナルとして日本以外のメンバーにも配信し、今後さらに業界のトップクリエイターと一緒に仕事ができる機会が増えていくことを楽しみにしています。」

ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役社長の塩田周三氏も、「待望の『BLAME!』映画化作品が、Netflix で独占配信されることを非常に喜んでいます」とコメントしています。「映像の一部を観ましたが、大変革新的な作品に仕上がっており、特に HDR で観ると際立って素晴らしいです。全世界のファンが本作を体験する日を心待ちにしています!」

Netflix ではまた、「BLAME!」 と「シドニアの騎士」の両作品を最先端の HDR (ハイダイナミックレンジ)で配信する予定です。HDR での配信は、絶えず革新的なコンテンツを世界中のエンターテインメントファンに提供する Netflix による、アニメーション界での新たな 1 ページを刻む出来事となるでしょう。

執筆者

Yasuhiro Togawa