ルーマニア発!‘実話’を元にしたお宝さがし!
人生一発逆転、穴掘りエンタテインメント!!

◆近年、映画界でルーマニアは『4ヶ月、3週と2日』でカンヌ映画祭パルムドールを受賞、今年の第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門監督賞を受賞した『グラデュエーション(英題)』のクリスティアン・ムンジウ監督や『私の、息子』でベルリン映画祭金熊賞を受賞したカリン・ペーター・ネッツアー監督の登場などで「映画新興国」として非常に注目を浴びている。そして、本作『トレジャー オトナタチの贈り物。』のメガホンをとったのは“ルーマニアン・ニューウェーブ”の旗手であるコルネリュ・ポルンボユ監督。2006年第59回カンヌ映画祭でカメラドールを受賞し、2009年第62回カンヌ映画祭 では「ある視点」部門審査員賞を受賞する。

◆本作『トレジャー オトナタチの贈り物。』は昨年のカンヌ映画祭 ある視点部門<ある才能賞>受賞の他にも第53回ニューヨーク映画祭 正式出品、第51回シカゴ国際映画祭 作品賞ノミネート、第10回GOPO賞<ルーマニア・アカデミー賞>5部門ノミネートなど世界的にも高い評価を受けている。

◆今回解禁された<予告編>では主人公の冴えない中年男コスティが隣人のアドリアンから怪しい宝探しの話を持ちかけられるシーンから始まる。隣人の儲け話に半信半疑のコスティ。しかし、人生一発逆転を目指して彼はアドリアンの話に乗り、なけなしの金をはたいて金属探知機をレンタルする。ひっ迫する家計に800ユーロものレンタル代が襲い掛かり、コスティの妻は怒り心頭。それでも探知機をゲットしたコスティ達は早速、宝探しを始める。しかし探知機業者のコルネルは遅刻してくる上に、持ってきたポンコツ探知機はあらゆる金属に反応して常にウィーンウィーンと悲鳴をあげてしまう。そしてあまりの進展の無さにおじさん3人はついに仲間割れを始めてしまう。そして、同時に解禁されたポスタービジュアルでもおじさん2人に挟まれる謎の箱が垣間見える。果たしてそれは彼らが探し求めていたお宝なのだろうか?
◆本作はアドリアンが実際に体験した出来事を元にポルンボユ監督が自ら脚本を書き下ろした作品である。

予告編::https://youtu.be/KFsBdcg3ZbY

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執筆者

Yasuhiro Togawa