『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作がメガホンを執った、『フレフレ少女』以来8年振りとなる、
自身のオリジナル脚本による監督作『エミアビのはじまりとはじまり』が9月3日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開します。
この度、本作がニューヨークで開催される「第10回JAPAN CUTS」にて正式出品されることが決定しました!!

人気上昇中の漫才コンビ“エミアビ”の片割れ・海野が、ある日突然自動車事故で死んだ。遺された相方の実道はマネージャーの夏海を連れ、
海野の車に同乗していた雛子の兄・黒沢に会いに行く。黒沢も数年前までお笑いの世界にいた、エミアビの先輩であり恩人だった…
遺された者たちが繰り広げる、“笑い”がつなぐ希望と再生のファンタジック・ヒューマン・ストーリー。
TV「あまちゃん」「64」などの演技で注目を集める森岡龍が、遺された実道を演じ、映画『桐島、部活やめるってよ』など映画、
テレビに幅広く活躍し、auのCM新シリーズで一寸法師役に大抜擢され注目度急上昇中の前野朋哉が海野を演じます。
その他にも黒木華、新井浩文など、日本映画界を支える俳優陣が集結しました。監督は巨匠・鈴木清順監督の愛弟子・渡辺謙作。
『となり町戦争』『フレフレ少女』に続き監督・脚本を務めた注目作です。

正式出品が決定した「JAPAN CUTS」は、北米最大の日本映画の映画祭。ウォールストリートジャーナル紙から「ニューヨークで一番の日本
映画のイベント」、Time Out New York誌から「そのラインアップの質に勝る映画祭はこの世に他にない」と評されています。撮影前から
猛練習を重ねた森岡と前野の渾身の漫才は、はたして世界にも通じるのか!?世界での初のお披露目となる本作、観客の反応に期待が高まります!
10回を迎える今年は、7月14日〜7月24日の期間で開催。なお、本映画祭には、『恋人たち』(監督:橋口亮輔)、『シェル・コレクター』(監督:
坪田義史)、『無伴奏』(監督:矢崎仁司)、『ラブ&ピース』(監督:園子温)、『バクマン。』(監督:大根仁)ほか数多くの日本映画が正式出品
されています。

【渡辺謙作監督からの喜びのコメント】
「ジャパンのクラシカルなギャグ、そしてトラディショナルなマンザイというコメディスタイルがラディカルなタウン・NYのピーポーと反応し、
スパークするさまを楽しみにしてます。できればNYのヒーローであるキングオブコメディ・ロバートデニーロ氏に観てもらいたい」

【『エミアビのはじまりとはじまり』上映日程】
日程(現地時間):7月24日(日)16:30上映 *渡辺謙作監督が舞台挨拶に登壇予定
公式HP:https://www.japansociety.org/programs/film/japan-cuts-2016

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執筆者

Yasuhiro Togawa