『岸辺の旅』で2015年カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞、先日行われたベルリン国際映画祭では『クリーピー 偽りの隣人』が正式出品され、好評を博すなど、世界中に熱狂的な支持者を持つ黒沢清監督が、初めてオール外国人キャスト、全編フランス語で撮りあげた最新作『ダゲレオタイプの女』の公開日が10月15日(土)に決定!ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開となります。

本作で黒沢監督が描き出すのは、世界最古の写真撮影方法である「ダゲレオタイプ」が引き寄せる愛と死。
クラシカルで端正な、これまでにないホラー・ラブロマンスです。初日決定に併せて、劇中でキーとなる「ダゲレオタイプ」で撮影された設定のヒロイン・マリーの場面写真を初公開!銀板に映し出されたクラシカルなドレスを着たマリーは、露光時間が長いために長時間拘束されているせいか、美しくもどこか虚ろな不思議な表情を浮かべています。劇中では等身大のサイズで登場し、圧倒的な存在感を放ちます。

また、主役のジャンを演じるのは、数々の名匠の作品への出演が続くタハール・ラヒム。ジャンが想いを寄せるマリー役に『女っ気なし』のコンスタンス・ルソー、マリーの父であり、ダゲレオタイプの写真家をダルデンヌ兄弟作品で知られるオリヴィエ・グルメ。そして、デプレシャン作品常連の名優マチュー・アマルリックが脇を固めます。

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執筆者

Yasuhiro Togawa