“五体投地”で2400kmを巡礼する。
老人、妊婦、幼い少女もいる3家族、11人の村人たち。
チベットの人々の生き方がこころに響く物語。

チベットの小さな村から聖地ラサ、そしてカイラス山へ。はるか2400kmを、両手・両膝・額(五体)を地面に投げ伏して祈る、仏教でもっとも丁寧な礼拝の方法“五体投地”でほぼ1年かけて歩く11人の村人の巡礼旅を描く世界初のチベット巡礼ロード・ムービー。
死ぬ前にラサへ行きたいという叔父の願いを叶えようとする男ニマ。彼らが巡礼に出ると聞いて、同行を願い出る村人たち。ドキュメンタリーかと見紛うが、本作はフィクション。しかし出演者はすべて実際の村人で、しかも彼らが演じるのは自分自身。過酷に見える巡礼なのに、なぜ彼らは楽しげなのか。その心のありかが見えてくる。『こころの湯』『胡同のひまわり』のチャン・ヤン監督が、長年のチベットへの憧れをついに映画化した。

〝五体投地″がすぐわかる予告編を公式サイトで 
http://moviola.jp/lhasa
監督・脚本:チャン・ヤン(『こころの湯』『胡同のひまわり』)
出演:チベット巡礼の旅をする11人の村人たち
118分/中国/2015/COLOR/チベット語
配給:ムヴィオラ FB:http://www.facebook.com/lhasa2016

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執筆者

Yasuhiro Togawa