このたび、2009年に『さよならドビュッシー』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した人気推理小説家・中山七里、迫真の法医学ミステリー『ヒポクラテスの誓い』がWOWOW 日曜オリジナルドラマ枠にて10月に放送決定しました!
主人公の女性研修医が、偏屈だが解剖の腕は超一流という法医学教授の下で学び成長していく物語を軸に、犯罪捜査や法の適用過程で必要な医学的研究と、その応用を指す“法医学”そのものに重点を置いたWOWOW初の法医学ドラマです。
原作者が“あえて映像化困難になるような描写”を心掛けたという本作の映像化に挑んだのは、NHK連続テレビ小説「まれ」やドラマ「いま、会いにゆきます」、「連続ドラマW 震える牛」など数々のヒット作を生み出してきた脚本家・篠?絵里子と「連続ドラマW 石の繭」の演出家・内片輝。目まぐるしく二転三転するストーリー、“解剖”をめぐる人々の葛藤や人間模様をドラマティックに描いていきます。

<原作者 中山七里 コメント>

Q:WOWOWで連続ドラマ化が決まった時のお気持ちをお聞かせください

あえて映像化困難になるような描写を心掛けた作品だったので、報せを受けた時には本当に驚きました。同時に、映像化を決断された関係者の皆さんに深く尊敬の念を抱いたものです。個人的に映像表現は尖っていてなんぼと考えている不届き者です。
規制と常識を突き破らなければ、映像の明日はないと信じている無法者です。
報せを受けてからというもの、その完成をずっと待ち侘びていました。
視聴者の皆さまへメッセージをお願いします
これは大人の観るドラマです。
お子ちゃまはさっさとテレビから離れて寝ていなさい。

<ストーリー>研修医の栂野真琴は、尊敬する内科医・津久場教授の勧めで法医学教室での研修を受けることに。真琴が教室に向かうと、その建物は異様な雰囲気に覆われていた。恐る恐る教室に足を踏み入れた真琴だったが、法医学教授・光崎藤次郎は彼女をあしらい、その場を去ってしまった。ひとり残された真琴のところに突然、電話がかかってくる。「そこは、解剖してくれるとこですか?」と少女の声が—。父親が起こした自動車事故で亡くなった女性を解剖してほしいと言うのだ。父のせいではないと言う少女に、刑事・古手川和也が光崎へ解剖を依頼。警察で”解剖の必要なし”と処理された事故だが、光崎は遺族感情を無視するかのように解剖を強行する。光崎のやり方に納得できない真琴であったが、彼の天才的な腕によって明かされる真実を知り心が揺らぎ始める。しかし、その解剖の先に隠された闇に真琴が巻き込まれることに。息つく暇もないスリリングな推理劇が幕を開ける!

WOWOW 日曜オリジナルドラマ枠にて10月からの放送が決定

執筆者

Yasuhiro Togawa