この度、漫画「奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール」(渋谷直角著)の映画化が決定致しました。映画タイトルは「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」、略して「民生ボーイと狂わせガール」です。

原作は、「週刊SPA!」(扶桑社)や「CREA」(文藝春秋)、「GINZA」(マガジンハウス)、「EYESCREAM」(スペースシャワーネットワーク)など、人気雑誌に多数の連載を持つ人気漫画家/コラムニスト渋谷直角の伝説的サブカル漫画。「力まないカッコいい大人」奥田民生に憧れる雑誌編集者が、出会った男すべてを狂わせてしまう魔性のファッションプレスに一目ぼれし、恋の喜びや絶望を味わい、もがき苦しむ抱腹絶倒のラブコメディ。  
主人公【コーロキ】を演じるのは、第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめとして、数々の映画賞を受賞。「悪人」(2010年:李相日監督)や最新作「怒り」(9月17日:李相日監督)でのシリアスな役柄はもちろん、映画、舞台、ドラマ、CMなどで幅広い役柄を変幻自在に演じる当代随一の俳優・妻夫木聡。奥田民生に憧れるうだつが上がらない35歳編集者を、コミカルに演じます。

ヒロインの【あかり】を演じるのは、「ノルウェイの森」(2010年:トラン・アン・ユン監督)の【緑】役で鮮烈にスクリーンデビュー。その後も話題の映画やドラマに立て続けに出演し、本業のモデル活動では常にファッションアイコンとして君臨する水原希子。出会う男すべての人生を狂わせてしまう魔性の女を、最強(最恐)にキュートに演じます。

また【コーロキ】の務めるライフスタイルマガジン『マレ』の編集長【木下】役に松尾スズキ。
【コーロキ】の先輩【ヨシズミ】役に新井浩文。『マレ』で連載中の人気コラムニスト【美上ゆう】役に安藤サクラ。フリーのファッションライター【倖田シュウ】役にリリー・フランキー。
一癖も二癖もある登場人物たちを、邦画界を代表する豪華俳優陣が演じます。

妻夫木と水原は初共演でラブコメディに挑戦!!大根組初参戦となるフレッシュなカップルを、常連の俳優陣が脇を固めます。

監督・脚本は、初映画監督作品となった「モテキ」(2011年)で、日本映画の新たな地平を切り開いた鬼才・大根仁監督。常に斬新な映像技術を駆使し、J-POPミュージックを全編に散りばめ、誰も観たことのないポップな映像作品を生み出す名手。長編2作目の「バクマン。」(2015年)も「モテキ」に続き、若者の圧倒的な支持を得て、スマッシュヒット。日本アカデミー賞の話題賞を連続受賞。今秋には福山雅治との初タッグが話題の「SCOOP!」(10月1日)の公開を控えるなど、今最も注目の映画監督です。

 そして本作は「モテキ」に代表される、大根監督が元来得意とする男女の生々しい“ラブとエロス”を描く作品。伝説となった「モテキ」を超える、かつてない恋愛エンターテインメントが大根マジックにより誕生します!!
 音楽は、タイトルにもなっている奥田民生の珠玉のナンバーを余すことなく全編に使用。個々の楽曲は主題歌やBGMの枠を超えた役割を与えられ、大根マジックにより革新的な音楽映画として再編集されます。

<ストーリー>
奥田民生を崇拝する35歳、コーロキ。
おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動になったコーロキは、慣れない高度な会話に四苦八苦しながらも次第におしゃれピープルに馴染み奥田民生みたいな編集者になると決意する!
そんな時、仕事で出会ったファッションプレスの美女天海あかりにひとめぼれ。
その出会いがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった…。
あかりに釣り合う男になろうと仕事に力を入れ、嫌われないようにデートにも必死になるが常に空回り。
あかりの自由奔放な言動にいつも振り回され、いつしか身も心もズタボロに…。
コーロキはいつになったら奥田民生みたいな「力まないカッコいい大人」になれるのか!?
そしてもがく先にあかりとの未来はあるのか!?

<キャスト> 
●コーロキ・ユウジ役・・・妻夫木聡(35歳)1980年12月13日生まれ。
奥田民生をこよなく愛し人生の指針としている。
家電雑誌の編集部から、オシャレライフスタイル雑誌『マレ』の編集部に異動することに。
「民生のような編集者」を目指して日々奮闘する。
仕事で出会ったアパレルの美人プレスあかりに一目ぼれする。
【代表作】
『ウォーターボーイズ』(2001年)、『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)
『悪人』(2010年)、『ぼくたちの家族』(2014年)、『バンクーバーの朝日』(2014年)ほか
大根組は初参加となる。
【コメント】
この作品との出会いは原作が事務所に送られてきたことでした。
そのとっても素敵な題名にビビッときたというよりも、僕はそもそも奥田民生になりたいボーイです。
ずっとずっとなりたいボーイなんです。
全国にいる奥田民生になりたいボーイズ代表として、
軽く笑えるユーモアとうまくやり抜く賢さでいい感じの作品に仕上げられたらと考えております。
皆様、出来上がりまでゆるーくお待ちくださいませ。

●天海あかり役・・・水原希子(25歳)1990年10月15日生まれ。
レディスブランドのプレス。
超絶美人に加えて、男を狂わすしたたかさを持つ魔性の女。生態のほとんどが謎。
【代表作】   
『ノルウェイの森』(2010年)、『プラチナデータ』(2013年)
『進撃の巨人 ATTACK on TITAN』(2015年)、『進撃の巨人 エンドオブザワールド』(2015年)
『信長協奏曲』(2016年)ほか
大根組は初参加となる。
【コメント】
大根監督の「モテキ」のファンでしたので、
大根監督の映画に出演させて頂けることが決まりとても嬉しいです。
衣装合わせの際も、皆さんと息があったコミニュケーションが取れて、
すごく楽しい現場になりそうな予感がしています。
あかりのキャラクターはとてもエキセントリックで、すごく危ない匂いを感じさせますが、
とてもチャーミングで目が離せないような女の子なので、今から演じるのがとても楽しみです。
一生懸命頑張りますので、良い作品になるようにみなさんも応援してください。

●ヨシズミ役・・・新井浩文(37歳)1979年1月18日生まれ。
『マレ』の編集部。コーロキの先輩。
【代表作】
『青い春』(2001年)、『ゲルマニウムの夜』(2005年)、『松ヶ根乱射事件』(2006年)
『寄生獣 完結編』(2015年)、『百円の恋』(2014年)ほか
大根組は『モテキ』、『バクマン。』に続き3作目。

●美上ゆう役・・・安藤サクラ(30歳)1986年2月18日生まれ。
『マレ』で長期連載している人気コラムニスト。文章はすばらしいが、原稿の上がりは死ぬほど遅い。
感情の起伏が激しく、コーロキは振り回されてばかり…。
【代表作】
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(2010年)、『今日子と修一の場合』(2013年)
『かぞくのくに』(2012年)、『0.5ミリ』(2014年)、『百円の恋』(2014年)ほか
大根組は初参加となる。

●倖田シュウ役・・リリー・フランキー(52歳)1963年11月4日生まれ。
フリーのファッションライター。
【代表作】
『ぐるりのこと。』(2008年)、『モテキ』(2011年)、『凶悪』(2013年)
『そして父になる』(2013年)、『海街daiary』(2015年)ほか
大根組は『モテキ』、『バクマン。』『SCOOP!』に続き4作目。  

●木下役・・・松尾スズキ(53歳)1962年12月15日生まれ。
『マレ』の編集長。
いつも笑顔で仕事をフォローしてくれ、編集部からの信頼も厚い。基本的におだやかな性格だが…。
【代表作】
『恋の門』(2004年)、『イン・ザ・プール』(2005年)、『図鑑に載ってない虫』(2007年)
『まほろ駅前狂騒曲』(2014年)、『ジヌよさらば〜がむろば村へ〜』(2015年)ほか

監督・脚本:大根仁(おおね・ひとし)
斬新な映像技術を駆使し、常に全く新しいエンターテイメント映画を生み出す鬼才。
【代表作】
「モテキ」(2011年)、「バクマン。」(2015年)、「SCOOP!」(10月1日公開)
【コメント】
原作を読んだ時から、映像化するなら自分が一番向いていると思っていました。
『モテキ』のような、恋愛エンタテインメントをもう一度やりたいと思っていたところに、いろいろなタイミングが重なって映画化が実現しました。
妻夫木君は(奥田)民生さんのファンで、まさに“民生になりたいボーイ”。この役を演じられるのは妻夫木君しかいないし、役作りは既に出来あがっているようなもの。
希子ちゃんは今一番のっている女優ですが、秘めているものがあり、まだ見せていない顔があるのでは、と勝手に妄想していました。
希子ちゃんをかわいく、エロく、かっこよく“狂わせるガール”として撮りたい。
妻夫木君演じるコーロキの成長物語でもあるので、恋愛要素と男の子の成長、青春物語として両立させていきたいと思います。
もちろん奥田民生楽曲もたっぷり使っていきますので、ご期待ください!

原作:渋谷直角(しぶや・ちょっかく)
「奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール」(扶桑社)】
【コメント】
まず何より、大根監督、出演者とスタッフの皆さま、そして奥田民生さんに感謝しております。
こんなクラクラするようなキャストとスタッフさんで映像にしていただける、というのは本当に嬉しいやら申し訳ないやらで、いろいろ教えていただく熱いこぼれ話的なものには感動を禁じ得ず、帰りのバスの中で男泣きした日もありました。
僕は今、監督の命令で、映画に出てくる小道具を美術部さんと一緒にアレもコレもと作っていて、「なぜだ?」とも少しだけ思いつつ、そっちがあまりに大変で、とても浮ついたり調子に乗ったりするような感じになれません。毎日ヒエ〜と追われながら、一スタッフの気持ちでがんばっております!!
どうかよろしくお願いいたします。

作品概要
■原作:渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ・出会う男すべて狂わせるガール」(扶桑社)
■監督・脚本:大根仁(「モテキ」、「バクマン。」)
■映画タイトル:「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」
■映画タイトル略称:「民生ボーイと狂わせガール」
■出演:妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、リリー・フランキー、松尾スズキ
■制作:ホリプロ、オフィスクレッシェンド
■制作協力:東宝映画
■制作スケジュール:2016年5月15日クランクイン(都内各所で撮影)
■配給:東宝
■映画のマルシー:Ⓒ2017「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」製作委員会

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執筆者

Yasuhiro Togawa