ドキュメンタリー映画『あなた、その川を渡らないで』(配給:アンプラグド)が7月にシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開することが決定しました。
2014年11月、小さな規模で公開をスタートすると、たちまち感動が口コミで広がり、公開館数は800スクリーンまで増え、『インターステラー』などのハリウッド大作を押さえて大ヒットとなりました。映画に登場するおばあさんに取材が殺到する事態が起こり、監督から自粛を求めるメッセージが発表されるなど異例づくしの中、ついに観客動員数1位を記録。韓国国内では10人に1人が観たこととなる480万人を動員し、韓国ドキュメンタリー映画史上「No.1」の観客動員数を達成して、老若男女を巻き込んだ社会現象となりました。その勢いは国内に留まらず世界中の映画祭で上映され、高い評価を受けてロサンゼルス映画祭最優秀ドキュメンタリー作品賞を受賞。そして、モスクワ国際映画祭を皮切に、多くの映画祭で一般の観客の心をつかみ“観客賞”に選ばれたのです。世界中が涙した話題作が、ついに日本公開です。

7月の公開に先駆け本作を観賞した著名人の間で、夫婦のつつましい愛の日常、決して変わらない純愛に感動の声が続出!昨年ご結婚され幸せいっぱいな人気タレント・山口もえさんからは、「夫婦のこと 家族のこと 生きること・・・頬をつたう涙が静かに流れた。シンプルに・・・シンプルだけど観て良かった!!」というコメントが到着。俳優であり、3人の子供を育てる父親でもある杉浦太陽さんからは「結婚76年目の老夫婦のラブラブな姿がとても眩しく美しかったです。僕たちも おじいちゃん、おばあちゃんになっても手をつないであるきたいねと話していたので、あんなふうに年を重ねたいと思いました。本当に心温まる素敵な映画でした。」と絶賛していただきました。韓国出身、夫婦で度々テレビにも出演するモデル・タレントのアンミカさんからは、「二人の愛溢れる、丁寧でつつましやかな生活に、心が優しさでいっぱいになり、夫を涙で抱きしめました。」との声。さらに、ジャズシンガーの綾戸智恵さんは「半人前同士でひとつになる、そんでひとりひとりでひとつになる。支え合うとはコレや!昔なら映画にならへん事、今感動と共に気づくんや。」
観ると、一番大切な人に会いたくなる、もっともっと寄り添いたくなる、そんな映画の魅力が胸に迫る言葉の数々です。

その他 著名人コメント(敬称略・順不同)
コウケンテツ(料理研究科)
今日も綺麗だね、って。
愛してるよ、って。
もっともっと言おう。
そしていくつになっても手をつないで歩くんだ。
世界一素敵でかわいいおじいちゃんとおばあちゃんのおかげで
素敵な目標ができました。

砂田麻美(映画監督)
この監督は”映画”を撮ろうとしている。
一組の名もなき老夫婦が互いに落ち葉を掛け合う奇妙な光景を目撃した時、まずそう思った。
やがて彼等に残された最後の時を冷静な眼差しと綿密な計算でもって描く
監督の覚悟と才能にただただ感服し、
いつのまにかドキュメンタリーだということも忘れていた。
犬山紙子(エッセイスト)
おじいさんが寝ているおばあさんの頭を愛おしそうに撫でる。
おじいさんの洋服をおばあさんが燃やす。
実際にいる、76年連れ添った老夫婦から伝わるのは、
大事な人を自分のことよりも想える幸せと哀しさでした。

羽林由鶴(恋愛カウンセラー)
涙にも色々あるけれど…愛している証、愛されている証。
それは幸せの証。
強烈な愛を魅せつけられた。

岡野あつこ(夫婦問題研究家)
『一緒に死ねたらいいね』
『一緒に逝こう』
夫婦は気持ちがひとつに繋がった時
幸せな人生だったと過去に遡れる。

雨宮まみ(ライター)
心の最も弱い場所を開き合える相手を誰もが探しているけれど、
開くのは怖い。
それを実現した夫婦の力強さに打たれる。

若尾文子(女優)
まるでドラマのようで、
主人公が実際のご夫婦と知って驚きました。
お互いに対する気遣いが、よく伝わってきて、
ほのぼのとした気持ちになりました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa