『サラの鍵』原作者タチアナ・ド・ロネのベストセラー小説を映画化したフランス映画『ミモザの島に消えた母』(7月23日よりヒューマントラスト渋谷ほかロードショー)が「フランス映画祭2016」への出品と、フランソワ・ファヴラ監督、主演ローラン・ラフィットの来日が決定致しました。

1993年から毎年開催されている「フランス映画祭」。良質な数々のフランス映画が上映され、豪華なゲストも来日するなど映画ファンを魅了し続けている映画祭が今年も6/24(金)〜27(月)に開催される。今回、『ミモザの島に消えた母』もフランス映画祭2016に出品され、それに伴い本作の主演を務めたローラン・ラフィットと、監督フランソワ・ファヴラの来日が決定した!

フランソワ・ファヴラは2004年に開催されたフランス映画祭で出品された『彼女の人生の役割』以来、12年ぶりにファン待望の来日を果たす。同時来日となる、ローラン・ラフィットは、作家性のある話題作に多数出演するほか、母国ではコメディアンとして演劇界でも成功を収めるなど、マルチな才能を発揮し活躍。また、5月11日より開催される第69回カンヌ国際映画祭ではセレモニーの司会を務めることが発表され、大注目を浴びている!

『ミモザの島に消えた母』は、30年前の母の謎の死とその裏に隠された「秘密」を覗き見する、大人のための珠玉のサスペンスであるとともに、心の解放と救いを得ていく姿を描いた上質な人間ドラマ。主人公アントワンを演じるのはローラン・ラフィット、共演に『人生はビギナーズ』のメラニー・ロランなどフランスの実力派俳優を迎え、待望の映画化。引き潮時に数時間だけ海中から現れる、本土と島をつなぐ全長4.5キロメートルの砂州「パッサージュ・デュ・ゴア」をはじめ、木々や太陽に照らされた美しい海が広がる、フランス大西洋岸に位置するノア・ルムーティエ島。自然豊かな西仏らしい景色なども見どころの一つだ。

映画『ミモザの島に消えた母』は7月23日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー。
『ミモザの島に消えた母』公式サイト:http://mimosa-movie.com/
フランス映画祭公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2016/

<プロフィール>
■フランソワ・ファヴラ
1967年5月10日生まれ。助監督、共同脚本として、多くの長編映画制作に参加。2001年に短編「MON MEILLEUR AMOUR」を初監督。20以上のフランスや海外の映画祭に選ばれ、クレルモン=フェラン国際短編映画祭ほかで5つの賞を受賞。長編の初監督作「LE RÔLE DE SA VIE」 は700,000人を動員し、カリン・ヴィアールは2005年のセザール賞最優秀女優賞にノミネートされた。2009年に長編2作目「LA SAINTE VICTOIRE」には、クリスチャン・クラヴィエとクロヴィス・コルニアックが出演。『ミモザの島に消えた母』は彼の長編3作目になる。

■ローラン・ラフィット
1973年8月22日生まれ、フランス出身。主な代表作に、ファニー・アルダン主演作『麗しき日々』(13・未)、ピアース・ブロスナン主演作『ラブ・パンチ』(13)、ミシェル・ゴンドリー監督作『ムード・インディゴ うたかたの日』(13)、オマール・シー主演の『アンタッチャブルズ』(12)、ギョーム・カネ監督作『君のいないサマーデイズ』(10・未)、クロード・ミレール監督の『ある秘密』(06)、セザール賞で4部門を受賞した『唇を閉ざせ』(05)、ジャン・レノ主演作『クリムゾン・リバー』(00)などがある。2013年にはフランス政府より芸術文学勲爵士を授与されている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa