マダムの歌声には、本人だけが知らない<秘密>があった。
実在の“伝説の音痴”と呼ばれた歌姫から生まれた、愛と情熱の人生オペラ!

本国フランスで動員100万人を突破、大ヒットを記録した話題作『偉大なるマルグリット』の本予告編が完成いたしました。音楽に一方通行の情熱を捧げる、切なくも純粋なマルグリットの数奇な運命を描いたドラマティックな本作。本予告編ではマルグリットのサロン音楽会で、有名なオペラ楽曲‘夜の女王のアリア’を調子外れで熱唱するシーンから始まり、招待客に「あの騒音に耐えられん。」と陰口を叩かれるも、偽りの拍手喝采を受けるマルグリット。その後、「本物のリサイタルを開きたい」という夢を実現しようとする彼女と、真実を伝えたくても伝えられない周囲の人々の悲喜こもごもの展開予感させる内容となっています。愛と情熱と欺瞞渦巻く1920年のフランスを舞台に、数々の壮麗なオペラ楽曲に乗せてお送りする。

予告編::https://youtu.be/z_LXZlcopS8

◆カトリーヌ・フロ(主演:マルグリット)コメント
「マルグリットは音楽にとても情熱を持っていますが、実は音楽は彼女の心の隙間を埋める為の手段であって、本当はただ夫に自分を見て欲しがっているのではと私は捉えました。とても純真で無邪気な女性なんです。でも彼女の周りの人たちは常に自分自身の嘘と向き合うことになる。それが、キャラクターと物語に計りしれない深みを与えたと思います。本当に感動的に映画です」

◆グザヴィエ・ジャノリ(監督)
「マルグリットは情熱に従って生きる女性で、人生につきものの喜びと苦しみを経験します。彼女の歌声は完全に音が外れていますが、激しい願望を表しています。残念ながら情熱と才能はイコールではなく、厳しい現実、裏切りや失敗、社会の偽善や残酷さといったものから自分自身を遠ざけるためには、ユーモアが必要です。マルグリットが歌う姿に、自分は自分なんだ、という開放感のある叫びを感じてもらえればと思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa