「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「大地の子」「運命の人」など、誰もが知る名作を残している日本を代表する作家・山崎豊子。その多くが映像化されている中で、長年テレビドラマ化不可能とされてきた傑作小説『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)が、いよいよWOWOWでドラマ化される。
『沈まぬ太陽』は単行本・文庫本の売り上げが累計700万部を超え、数ある山崎作品の中でも最もヒットした大ベストセラー。連続ドラマWでは過去最長となる全20話で構成し、アフリカ・中東での海外ロケなどかつてない規模での製作に挑む。
脚本は2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」後初となる前川洋一、監督は「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」の水谷俊之、鈴木浩介が担当する。そして、主人公・恩地元を演じるのは1995年に放送されたテレビドラマ「大地の子」で新人ながらも主人公を演じ一躍脚光を浴びた上川隆也。20年の歳月を経て、山崎豊子作品の主役に再び挑む。さらに、そのライバル行天四郎役に「連続ドラマW 翳りゆく夏」での熱演も記憶に新しい実力派俳優の渡部篤郎が決定している。そのほか豪華なキャストが多数出演する予定だ。
2016年に開局25周年を迎えるWOWOWが、ドラマW史上最大規模でお届けする「沈まぬ太陽」にぜひ注目していただきたい。

主演は上川隆也!「大地の子」以来の山崎作品の主人公を演じる主人公・恩地元(おんち はじめ)を演じるのは1995年に放送されたテレビドラマ「大地の子」で新人ながらも主人公を演じ一躍脚光を浴びた上川隆也(50)。20年の歳月を経て、山崎豊子作品の主役に再び挑む。
またそのライバル行天四郎(ぎょうてん しろう)役には、渡部篤郎(47)が決定している。

上川隆也さん(恩地元 役)コメント

■「大地の子」以来山崎豊子作品の主演は約20年ぶりですが、本作にご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
私の人生を大きく変えることになった「大地の子」の作品の放映から20年が経ちました。
自らも50代に入り、一つの大きな節目を迎えたこの時に、山崎先生の作品に携わる機会を得られた事に、何とも申し上げようもない御縁を感じます。感謝と共に驚きを禁じ得ません。
■主人公・恩地元を演じるにあたっての意気込みをお聞かせください。
虚心坦懐、臨みたいと思います

渡部篤郎さん(行天四郎役)コメント

■本作のご出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。
山崎豊子さんの作品に出演させて頂くことは、大変光栄な事だと、感じております。
■クランクインに向けて意気込みをお聞かせください。
素晴らしい原作を映像化する事は、非常に困難な作業になると思いますが、多くの原作ファンの方に、納得して頂けるよう、楽しんで頂けるよう、心を込めて演じさせていただきます。

■WOWOW開局25周年記念としての「沈まぬ太陽」
WOWOWは1991年4月1日に営業放送を開始し、2016年4月1日に25周年を迎えます。
お楽しみいただいている加入者の皆様へ感謝申し上げるとともに、今後も皆様に新たな価値をご提供できるよう、開局25周年の2016年度から、新たなチャレンジを行っていきます。
まずWOWOW開局25周年記念第1弾として、WOWOW初の全20話にわたる長編オリジナルドラマ「WOWOW開局25周年記念 連続ドラマW 沈まぬ太陽」をお届けいたします。今後もWOWOW開局25周年記念企画を随時発表していきます。ご期待ください。

放送情報
■番組名 : WOWOW開局25周年記念 「連続ドラマW 沈まぬ太陽」
■放送日 : 2016年春
■スタッフ/キャスト :
原作:山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)
脚本:前川洋一
(大河ドラマ「軍師官兵衛」「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」)
監督:水谷俊之、鈴木浩介(「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」)
音楽:佐藤直紀(「連続ドラマW パンドラ」シリーズ、『永遠の0』)
出演:上川隆也、渡部篤郎 ほか

公式サイト
http://wowow.co.jp/dramaw/shizumanu

執筆者

Yasuhiro Togawa