2013年に「E★エブリスタ」にネット小説として投稿された八頭道尾の「コドク〜蠱毒」。その後に双葉社より「ドクムシ」としてコミック化されると、電子コミックでは350万ダウンロードを超える大ヒットを記録し、2014年、大手電子書店の年間売上第1位を獲得。

映画版ではレイティングをR15とし、原作の持つ残酷性をより膨らませる形で描き出し、さらに現代日本の社会性をストーリーに反映させ、小説、コミックのそれぞれの原作とは違うラストを用意して観客を待ち受ける。

主演は「仮面ライダーディケイド」の仮面ライダークウガ役でブレイクし、舞台「弱虫ペダル」やミュージカル「RENT」など出演作のチケットは即日完売の人気を誇る村井良大。本作では理性と本能の間でギリギリの葛藤を迫られる大学生として過酷な役柄と撮影を乗り切り、役者としての新境地を開いた。W主演のヒロインには本格的なアクションの出来る女優として『進撃の巨人』などに引っぱりだこの武田梨奈が扮し、男性相手の激しいアクションはもちろん、「女」の武器を使って生き延びようとするキャバ嬢役で今までにない顔を見せている。また、劇団EXILEメンバーの秋山真太郎、『SR サイタマノラッパー』シリーズの駒木根隆介、「トップコート20thスターオーディション」グランプリの水上京香、「ウルトラマンギンガS」の宇治清高、期待の新人・野口真緒など、注目のキャストがそれぞれのキャラクターにユニークな個性を与えている。

監督は全編アメリカ撮影の『クソすばらしいこの世界』(13)で長編デビューした朝倉加葉子。女性ならではの端正な映像と登場人物の心理に細やかに寄り添った演出で、和製ソリッドシチュエーションホラーの世界を完成させた。映画を彩る主題歌には、プロデューサー集団アゲハスプリングスがトータルプロデュースを手掛けるガールポップ・デュオ・Faint?Star (フェイント・スター)。

2016年4月9日〜2週間限定特別上映として、新宿ピカデリーほかで全国公開!
更に、同日から『ニコニコ生放送』ネットシネマ公開予定!

最後まで誰が生き残るかわからないスリリングなドラマ展開と多彩なキャスト&新進気鋭のスタッフによる日本発のショッキングなエンターテイメント作品が完成いたしました。

村井良大コメント
レイジ役の村井良大です。今回のドクムシという作品は、眼が覚めたときに密室の建物の中に閉じ込められていて、その中で殺し合いをしなくてはならないという、精神が擦り切れそうな作品です。人が追い詰められていくとき、または周りの人間が信用できなくなったとき、極限状態ではどうなってしまうのか。人間の本当の怖さが見える作品だと思います。是非劇場でご覧下さい。

武田梨奈コメント
漫画を見終わったあと、気持ち悪くなるような衝撃を受けました。恐怖、不安、戸惑い、勘違い、覚悟。とある出来事をキッカケに狂いだす、究極まで追い込まれた人間たちの本性をリアルに感じました。映画化という無謀な企画を実現し、リアルな体感を味わいました。覚悟して観てください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa