本作は、1994年に突然の死を遂げた、米人気バンド「ニルヴァーナ」のカート・コバーンの死因について取り上げましたドキュメンタリードラマです。当時の捜査資料、関係者へのインタビュー、証拠音声を元に製作された本作は、タブーとされていた“カートの死”について深く切り込んだものになっており、本国アメリカでも大きな話題を呼びました。この度、『ソークト・イン・ブリーチ』の予告編が解禁となりますので、この機会にご紹介いただけますようご検討のほどお願い申し上げます。また、先日解禁された邦題タイトルに関しまして、アメリカ本国からの変更の依頼があり、邦題タイトル、ポスタービジュアルが変更となりました。

邦題が、アメリカ本国で物議を醸し、異例のタイトル変更!!
1994年4月5日、米人気バンド、ニルヴァーナのボーカル/ギター、カート・コバーンがショットガンによる頭部被弾による死体で発見された。そしてそれは地元のシアトル警察によって「自殺」と断定、ロック・スターの早すぎる死に世界中のファンが驚愕し、悲しんだ。しかし、妻であるコートニー・ラヴの私立探偵だったグラントはカートの死後も、約20年に亘り独自の捜査を開始、度重なるコートニー側の妨害などにも遭いながら、幾つもの決定的な証明を展開するまでに至った。

 この度、解禁された予告編ではコートニー・ラヴ本人とトム・グラントの生々しい電話のやりとりの中で、「カートの資産は私のものよ」など、コートニーが事件に関与している事を匂わす発言をしていたり、長年、タブーとされていた“カート・コバーンの死の疑惑”=“他殺説”について迫る内容となっている。また、先月発表された邦題(「ソークト・イン・ブリーチ〜カート・コバーン死の真相〜」)とポスターに使用されている、「カート・コバーンの死は、コートニー・ラヴによって殺された正真正銘の他殺である。」のキャッチコピーに対して、コートニー側からの上映中止申請など、想定以上の状況に対応しているアメリカの権利元からの要望により、異例のタイトル(&キャッチコピー)変更となった。死後20年以上たっても、世界中で物議を醸している“コートニー・ラヴの関与”説。果たして事件の真相は、、、それはこの映画を観た者だけが知ることになるだろう。『ソークト・イン・ブリーチ』は、12月12日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、ほか全国で順次公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa