石倉三郎が役者人生50年で映画初主演に挑戦した、頑固な和紙職人と韓国からやって来た若い娘が介護や伝統工芸を通じて心を通わせていく人間ドラマ『つむぐもの』。劇場での公開が2016年春、有楽町スバル座ほか全国ロードショーが決定した本作の追加キャストとして、今年ブレイク女優の本命として話題の吉岡里帆が決定した。現在22歳の吉岡は、今年に入って、映画『マンゴーと赤い車椅子』(15/仲倉重郎監督)、『幕が上がる』(15/本広克行監督)と立て続けに出演作が公開され、映画『明烏 あけがらす』(15/福田雄一監督)のヒロイン役抜擢では、そのコメディエンヌぶりが大きな話題を呼んだ。本作では、石倉演じる主人公の介護を担当する介護福祉士・涼香役を熱演。介護職について間もない若手であれば誰もがぶつかる問題に直面する、介護施設の現場で奮闘する新人役という難しい役どころに挑戦し、先日発表された大ヒット中のドラマ「下町ロケット」出演決定も発表された石倉三郎や、『息もできない』のヒロイン役で強烈な印象を残し日本のファンも多いキム・コッピと共演している。
他出演者には、大河ドラマ「花燃ゆ」や来年公開映画『ちはやふる』(15/小泉徳宏監督)など注目作への出演が相次ぐ森永悠希が、伝統工芸の現場で奮闘する新人役で出演。そのほか、日野陽仁、内田慈、宇野祥平といった芸達者な面々が脇を固める。

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執筆者

Yasuhiro Togawa