戦乱の世、徳川家康という強大な権力を持つ男の首にあと一歩のところまで迫り、いまなお老若男女からその人気を一身に集める伝説の戦国武将、真田幸村。その人気の原点を映像に収めた『映画 講談・難波戦記 −真田幸村 紅蓮の猛将−』の公開が決定、予告編が解禁となる。

人々を魅了し続け、これまで数々の小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画で描かれてきた真田幸村だが、今、更なるブームの波が高まっている。今年、幸村没・大坂夏の陣からちょうど400年を迎え、2016年には脚本・三谷幸喜、主演・堺雅人で大注目のNHK大河ドラマ「真田丸」の放映が控え、既に大きな期待が寄せられている。史上最高のブームに先駆け、幸村人気を牽引した、まさに原点といわれる「講談・難波戦記(なんばせんき)」がスクリーンに登場する!
幸村の凄まじい生き様を口舌鮮やかに語りつくすのは、伝統を引き継ぎつつ、新たなる可能性にチャレンジし続ける講談師・旭堂南湖。戦国最後の戦い「大坂の陣」を舞台に、戦場を駆ける幸村、絶体絶命の家康、空を焦がす大坂城——。日本が誇る話芸【講談】の躍動する言葉に導かれ、見たこともない映像があなたの〈頭の中〉に拡がること間違いなし。講談独特の話法「修羅場読み」で描かれる幸村の激しく、凛々しい姿は必見!
<講談(こうだん)とは?>
日本の伝統芸能のひとつ。演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる机の前に座り、“張り扇”でそれを叩いて調子を取りながら、話を読み聞かせる。演目は、主に歴史に関するもので、真田幸村はもちろん、水戸黄門、大岡越前、国定忠治、柳生十兵衛などの時代劇ヒーローの原点は、講談といっても過言ではない。

<旭堂南湖 (きょくどう・なんこ)プロフィール>
講談師。古典講談の継承、探偵講談の復活、新作講談の創造に意欲的に取り組んでいる。日本全国の講談会、落語会で活躍中。平成14年度「大阪舞台芸術新人賞」受賞。平成22年度「文化庁芸術祭新人賞」受賞。

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執筆者

Yasuhiro Togawa