このたび、10月10日(土)から10月12日(月・祝)までの3日間に開催となります、第七回下北沢映画祭の全プログラムの詳細が決定いたしましたので、ご案内いたします。

メジャーとインディペンデントといった「作品規模」や、実写とアニメといった「表現方法」、映画と音楽、映画と演劇といった「カルチャー」など、双方の境界線が曖昧となり、様々なエンターテインメントを縦横無尽に楽しむことができる昨今。
そこで今年は「ボーダレスな映画体験のススメ。」をテーマに、バラエティに富んだ5プログラムをお届けします。

Aプログラム されど、映画を語る。

映画がなくても人は生きていける。それでもなお、愛され、求められ、時に誰かの人生を変えることすらある。活動写真から芸術へと昇華した映画の可能性。普段意識することなく感じていたそんな映画の魅力について、今一度語り合うトークライブを開催します。
ゲストお一人目に、映画好きな芸人として知られ、「WOWOW×TSUTAYA発掘良品」のコラボ企画にて斎藤工さんと映画対談も行うお笑いコンビ、飛石連休の藤井ペイジさんが決定! そして会場は下北沢文化を象徴するライブハウス。アートの境界線を払拭し多様性を受け入れてきたこの街で、映画の可能性の再発見を目指します。
たかが映画、されど映画。

●日時:10月10日(土)13:00開演(12:30開場) 
●会場:下北沢ろくでもない夜
●チケット代:1,600円+1 drink
●ゲスト:藤井ペイジ(飛石連休)and more!

Bプログラム
不気味でシュール、でも観たい! 〜シュヴァンクマイエルとチェコ映画の世界〜

実写とアニメーションを織り交ぜるなど
ボーダレスな作風で世界を魅了し続ける、
チェコが生んだ奇才ヤン・シュヴァンクマイエル。
実は、他の監督の映画に美術協力をしているのです!
そのひとつ、チェコ映画界の巨匠オルドジヒ・リプスキーの『アデラ/ニック・カーター、プラハの対決』を上映。

現在、DVDも入手困難な今作品をスクリーンで観られる貴重な機会!上映後にはチェコ映画に造詣が深いペトル・ホリーさんのトークを行います。シュヴァンクマイエルファンも初心者も、新たな世界に出会えるはず!

●日程:10月10日(土)19:30開演(19:20開場)
●会場:下北沢トリウッド
●チケット代:2,000円
●ゲスト:ペトル・ホリー(チェコ蔵主宰)and more!

『アデラ/ニック・カーター、プラハの対決』(1977年/106分)
監督:オルドジヒ・リプスキー

Cプログラム
時代をかき回す!SPOTTED PRODUCTIONSスペシャルセレクション

上映作品&登壇ゲスト決定!!
女子高で観る!デジタル世代の青春ガールズムービー『私たちのハァハァ』

『百円の恋』や『おんなのこきらい』など、話題の作品を世に送り出し、映画×音楽の祭典MOOSIC LABにて新しい才能を発掘しつつ、ジャンルの横断を図り続ける、企画・配給宣伝会社SPOTTED PRODUCTIONS!
そんなSPOTTED作品からスペシャルセレクションとして作品上映を行います。上映作品は会場である成徳ミモザホールが女子高に併設されたホールであることにちなみ、女子高生4人組の青春ガールズムービー『私たちのハァハァ』を上映致します。
上映後にはゲストをお招きして、『私たちのハァハァ』はもちろん、若者たちを惹きつけて止まないSPOTTED作品の魅力に迫るトークイベントを実施致します。ゲストには『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『ワンダフルワールドエンド』、そして『私たちのハァハァ』と3度もSPOTTED PRODUCTIONSと超強力タッグを組んでいる松居大悟監督。さらにかねてよりMOOSIC LABの審査員を務め、SPOTTEDを知り尽くす映画評論家・森直人さんをお招きし、SPOTTED映画の真髄に迫ります。
映画好き必見のスペシャルトークイベント。 是非ご注目ください!

●日時:10月11日(日)15:00開演(14:45開場)
●会場:成徳ミモザホール
●チケット代:一般1,500円 大学生以下 1,300円
●ゲスト:松居大悟(映画監督)
    森直人(映画評論家)
    直井卓俊(企画・配給プロデューサー)

Dプログラム
森岡龍×松本花奈のサイコロトーク 「下北沢からごきげんYO!」

俳優でありながら監督業にも挑戦するなど“ボーダレス”な活動で知られるゲストを招く上映&トークイベント。『ニュータウンの青春』が劇場公開されたりと映画監督としても活躍する俳優、森岡龍さんと、役者として森岡さんと共演経験もあり、現役女子高生監督として『真夏の夢』を手掛けた松本花奈さんを迎え、お2人の短編映画『フランソワな昼』『死んだ魚の目をしてみた』(森岡作品)と井上苑子MV『大切な君へ』(松本作品)を上映。さらに森岡さん発案で、映画にまつわるお話を“サイコロトーク”! お2人には監督業についてのお話はもちろん、デビュー時の思い出やプライベートなトークまでたっぷりお話しいただきます。ここまで聞けるのは下北沢映画祭だけ!

●日時:10月11日(日)18:00開演(17:50開場)
●会場:成徳ミモザホール
●ゲスト:森岡龍(俳優・映画監督)、松本花奈(映画監督)

『フランソワな昼』(2011年/10分)
監督:森岡龍   ©MR FILM
自主映画『気付けば隣にヒットマン!?』の撮影クルーはボンクラばかりでサァ大変!!
果たして撮影を無事に終える事が出来るか!?
 2011年の元旦にノリと勢いだけで撮られた正真正銘のお正月映画!!

『死んだ魚の目をしてみた』(2006年/3分)
監督・脚本・出演:森岡龍 ©MR FILM
アパートの一室で自殺を図ろうとする男たち。遺書を書きあぐねた彼らのとった行動とは……。

『大切な君へ』MV(2015年/12分) 監督:松本花奈 出演・歌:井上苑子 他 ©2015 UNIVERSAL MUSIC JAPAN

Eプログラム
コンペティション部門

実写、アニメーション、ドキュメンタリー、PVなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。映画祭の最終日となる10月12日(祝・月)、応募総数213作品の中からスタッフによる選定を通過した10作品を上映します。当日は、ゲスト審査員として、犬童一心監督(『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』)にご登壇いただきます。

<ノミネート作品> ※五十音順
『オリンピアの嘲笑』(監督:三原慧悟)
『きらわないでよ』(監督:加藤大志)
『ごめんねマリモ』(監督:鯨岡弘識)
『ズドラーストヴィチェ!』(監督:幸洋子)
『STRANGE』(監督:亀田貴也)
『SHOKUTAKU』(監督:菅原達郎)
『たちんぼ』(監督:横山翔一)
『バグバーグ』(監督:大寳ひとみ)
『始まりの鐘を鳴らせ』(監督:川島直人)
『みんな蒸してやる』(監督:大河原恵)

●日時:10月12日(月・祝)12:45開演(12:30開場) 
●会場:成徳ミモザホール
●チケット代:1,300円
●審査員:犬童一心氏(映画監督)、直井卓俊氏(企画・配給プロデューサー)、大槻貴宏氏(トリウッド代表/ポレポレ東中野プロデューサー)、轟夕起夫氏(映画評論家)

入場無料!
シモキタ映画祭横丁

10月11(日)、12日(月・祝)、成徳ミモザホールのロビーには、無料で楽しめるスポットがたくさん! “遊べる本屋”をコンセプトにした下北沢の聖地、ヴィレッジヴァンガードさんをはじめ、下北沢の人気ベーカリー&カフェmixtureとBOOKENDS COFFEE SERVICEさんが出店。また、去年に引き続き、同時期開催の「下北沢カレーフェスティバル」のブースが参戦。11日にはCyberLinkの最新ソフトを使った動画編集ワークショップも無料開催いたします。そして“下北沢グルメ”のイラスト展示もあり!

第七回下北沢映画祭 開催概要
■日程:10月10日(土)〜12日(月・祝)
■会場:成徳ミモザホール(東京都世田谷区代田6-12-39 下北沢成徳高等学校内)
   下北沢トリウッド(東京都世田谷区5-32-5-2F)
   下北沢ろくでもない夜(東京都世田谷区北沢2-6-5ルイビル3F)
■主催:下北沢映画祭運営委員会
■チケット代:プログラムによって異なります
下北沢映画祭公式ホームページ(http://shimokitafilm.com)にて発売中
※プログラム内容は変更になる場合があります。

関連作品

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa