今までに絶対、企画として何度も上がっただろうと思いながら、一度も実現されていなかった<プロレス映画>の特集上映です。

今回は、プロレスが「何にガチであるか」を再確認させた爽快作『劇場版プロレスキャノンボール 2014』を中心に、20作品以上の候補作品の中から現在上映可能な 8 作品を集めて開催します。
かなり相性が良い“プロレス”と“映画”。プロレスが好きな人は勿論、苦手な人も、映画好きの人も一緒に見て、笑って泣ける作品が揃いました。スポーツの秋本番ですが、たまには暗闇の中でじっと座って楽しむのも良いんじゃないでしょうか?勿論、声を上げながらの鑑賞も OK です。

第 1 回プロレス映画ワールドリーグ戦 10.3(土)〜10.23(金)※平日火曜定休
<出場参加作品>
日本代表『劇場版プロレスキャノンボール 2014』プロレスが「何にガチであるか」を再確認させた爽快作
10/3(土)〜23(金)一般 1,600 円/学生 1,100 円
アメリカ代表『レスラー』ミッキー・ローク主演。題名からも想像できるプロレス映画の代表作
10/3(土)〜10/12(月・祝) 一般 1,200 円/学生 1,000 円
ヨーロッパ代表『ママはレスリング・クイーン』フランスのスーパーのレジ係が、プロレスのリングに立つコメディ作品
10/3(土)〜16(金) 一般 1,200 円/学生 1,000 円
女子プロレス代表『東京女子プロレス 爆音セレナーデ』
東京女子プロレス所属のレスラー達の悩み・夢を激撮したドキュメンタリー。3 日間限定の特別参戦決定!
10/10(土)11(日)10/12(月・祝) 一般 1,800 円/学生 1,500 円/シニア 1,100 円
ピンク映画代表『笑い虫(原題〜わ・れ・め)』チョコボール向井がプランチャーを決める。天才・堀禎一のピンク映画
10/14(水)〜21(水) 一般 1,200 円/学生 1,000 円
学生プロレス代表『ガクセイプロレスラー』多摩美の卒業制作。監督の今成夢人はその後プロの世界へ
10/17(土)〜23(金) 一般 1,200 円/学生 1,000 円 ※『紀雄の部屋』との 2 本セット上映です。(料金も 2 本セットのもの)
メジャー監督代表『紀雄の部屋』深川栄洋監督がインディーズ時代の最後に撮ったプロレス映画
10/17(土)〜23(金) 一般 1,200 円/学生 1,000 円 ※『ガクセイプロレスラー』との 2 本セット上映です。(料金も 2 本セットのもの)
障害者プロレス代表『Doglegs』
障害者プロレス「ドッグレッグス」を追ったドキュメンタリー。16 年新春日本公開予定の作品を 2 日間限定の特別先行上映!
10/22(木)23(金) 一般 1,800 円/学生 1500 円/シニア 1,100 円/障害者 1,000 円

<作品紹介>
『劇場版プロレスキャノンボール 2014』(2014/130 分)
監督:マッスル坂井 助監督:今成夢人
製作総指揮:高木三四郎 製作:DDT プロレスリング 配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
こんなのプロレスじゃない!そう言われ続けながら、「文化系プロレス」という新しいジャンルへと進化を遂げた「DDT プロレスリング」。そんな DDT を中心に集められたプロレスラー13 名が、4 チームに分かれ、自慢のマイカーでゴール(東北)をめざしながら、RUN ステージとWRESTLE ステージで得点を競っていく様子を自由に伝えるドキュメンタリー。
総監督を務めるのは選手としても活躍していたマッスル坂井。カンパニー松尾監督の作品「劇場版テレクラキャノンボール」に感銘を受け、製作された本作品では、身近なようで身近じゃない「プロレス」を生業とするものたちが、全力で戦い、悩み、そして遊ぶ様子を描き出す。
http://liveviewing.jp/contents/ddt/

『レスラー』(2008/109 分)※R15+
監督:ダーレン・アロノフスキー 製作:スコット・フランクリン
出演:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エバン・レイチェル・ウッド、マーク・マーゴリス、トッド・バリー 提供:日活
人気レスラーだったランディも、今ではアルバイトをしながらかろうじてプロレスを続けている。ある日、長年に渡るステロイド使用がたたり、ランディは心臓発作を起こしてしまう。「命が惜しければリングには立つな」と医者に忠告されるが……。ミッキー・ロークの熱演で、第 62回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。ローク自身も第 81 回アカデミー主演男優賞にノミネートされた。

『ママはレスリング・クイーン』(2013/97 分)
監督:ジャン=マルク・ルドニツキ 製作:トマ・ラングマン
出演:マリルー・ベリ、ナタリー・バイ、アンドレ・デュソリエ、オドレイ・フルーロ、コリンヌ・マシエロ
提供:コムストック・グループ
北フランスの田舎町。服役していたシングルマザーのローズは、息子ミカエルと再会するが拒絶されてしまう。ミカエルがプロレス好きであることを知った彼女は、親子関係を修復するべくプロレスラーになることを決意する。「わたしはロランス」のナタリー・バイ、「みんな誰かの愛しい人」のマリルー・ベリらフランスの人気女優たちが、女子プロレスラー役を体当たりで演じる。

『東京女子プロレス 爆音セレナーデ』(2015/91 分)※特別上映
監督:嵐山みちる 出演:山下実優、坂崎ユカ、ハイパーミサヲ、MIZUHO、清水愛、のの子、辰巳リカ、木場千景、KANNA、ミウラアカネ、あずさ(仮)、えーりん
協力:東京女子プロレス、DDT 配給:株式会社ロボ
プロレス人気が再燃し、注目を集めている東京女子プロレス。戦う乙女達ひとりひとりに焦点を当て、素顔に迫る!
リングの上で飛び回り活躍する彼女達も普段は乙女…。この作品のために作り上げた選手達のオリジナルソングに乗せて、めいっぱい「今を戦う」彼女達を激撮!

『笑い虫(原題〜わ・れ・め)』(2006/63 分)
監督:堀禎一 脚本:尾上史高
出演:葉月螢、牛嶋みさを、冴島奈緒、チョコボール向井、加藤靖久、安奈とも、しのざきさとみ 提供:インターフィルム
元ボクサーの夫と息子との 3 人暮らしを送る弓子。不安定な生活を脱したい彼女は、まともな職に就かず、ジムの会長から怪しい仕事を請け負う夫に愛想を尽かしていた。そんなある日、家を飛び出した弓子は友人の不倫相手である向井と一夜を過ごす。冷え切った関係を続ける 1 組の夫婦の破滅と再生を綴った官能ドラマ。

『ガクセイプロレスラー』(2011/22 分)
監督・撮影・編集・音響:今成夢人
出演:エロワード・ネゲロ、アーナルガ・シワクチャジャネーガー、エクスタシー槙原、他
帝京大学を中心とした学生プロレス団体「SWS ガクセイプロレス」に密着したドキュメンタリー。DDT プロレスリングの映像班であり、ガンバレ☆プロレスでは選手として活躍する今成夢人が、24 歳の時に多摩美術大学の卒業制作として作った作品で、学生プロレスに情熱を燃やす若者の姿を、独特のユーモアと瑞々しい完成で描写し、国内外で高い評価を得た。

『紀雄の部屋』(2003/57 分)
監督・脚本:深川栄洋 プロデューサー:兼田仁、露木栄司
出演:高岡奏輔、つぐみ、菅原永二、富豪 2 夢路、安藤希 提供:ジャンピング・ニー
ラッピングされたプロレスグッズに囲まれた部屋に住む紀雄は、憧れてやまないレスラー・フゴフゴ夢路の生き様をモットーとして生活していた。そんな紀雄にも、最近恋人が出来た。プロレス会場で見かけたその彼女に、一目惚れをしてしまったのだ。
ガールフレンドの嘘に翻弄される青年の純粋な恋を描いた青春ドラマ。数々のメジャー作品を手掛ける深川栄洋監督のインディーズ作品。

『Doglegs』(2015/89 分)※特別先行上映
監督:ヒース・カズンズ
出演:サンボ慎太郎、アンチテーゼ北島、中嶋有木、愛人(ラマン)、ミセスラマン
20 年の歴史を誇る障害者プロレス「ドックレッグス」の活動と、彼らの日常を密着取材したドキュメンタリー。ドッグレッグスを通し、レスラー達は自分自身を再定義していく。そこでは世界からの目は一切関係ない。鬱病・アル中・SM プレー・永遠の愛…。さまざまな自己表現を描いた涙と笑いの物語である。
カナダ・トロント市にて開催される北米最大のドキュメンタリー映画祭「Hotdocs」でのワールドプレミア、全米最大のファンタスティック映画祭でのアメリカプレミアを経て、今回日本で特別先行上映が決定!
http://doglegsmovie.com/ja/

<料金>
『劇場版プロレスキャノンボール 2014』
一般 1,600 円/学生 1,100 円
『東京女子プロレス 爆音セレナーデ』
一般 1,800 円/学生 1,500 円/シニア 1,100 円
『レスラー』
『ママはレスリング・クイーン』
『笑い虫』
『ガクセイプロレスラー』+『紀雄の部屋』(2 本セット料金)
一般 1,200 円/学生 1,000 円
『Doglegs』
一般 1,800 円/学生 1500 円/シニア 1,100 円/障害者(付添 1 名まで)1,000 円
☆相互割引(一部作品を除く)
『劇場版プロレスキャノンボール 2014』
『レスラー』
『ママはレスリング・クイーン』
『笑い虫』
『ガクセイプロレスラー』+『紀雄の部屋』
の内、2 プログラムを当日合わせてご覧になると、一般料金が合計額から 400 円引き!
☆『爆音セレナーデ』『プロレスキャノンボール』大会チケット割
東京女子プロレス:9.22 新宿 FACE 大会
東京女子プロレス:10.12 北沢タウンホール大会
DDT:9.27 後楽園ホール大会
DDT:10.7 後楽園ホール大会
のいずれかのチケット(半券でも可)を劇場窓口でご提示頂くと、
『爆音セレナーデ』は一般・学生料金が、『劇場版プロレスキャノンボール 2014』は一般料金が 500 円引き!
『爆音セレナーデ』一般の方:1,800 円→1,300 円、学生の方:1,500 円→1,000 円
『プロレスキャノンボール』一般の方:1,600 円→1,100 円
※チケット 1 枚につき 1 回限り有効。他の割引との併用は出来ません。
☆『爆音セレナーデ』『プロレスキャノンボール』2 作品割
『爆音セレナーデ』と『劇場版プロレスキャノンボール 2014』を合わせて同日に鑑賞される方は、
一般・学生料金が合計額から 500 円引き!
一般の方:3,400 円→2,900 円、学生の方:2,600 円→2,100 円
※チケット割との併用は出来ません。

執筆者

Yasuhiro Togawa