せつないヒューマンドラマが描かれた映画『流れ星が消えないうちに』(11 月 21 日(土)角川シネマ新宿ほか全国ロードショー)。
橋本紡による原作本は、新潮社が毎年選ぶ「新潮文庫の 100 冊」に連続で選ばれており、発行部数 30 万部を超え、広く親しまれている作品です。

波瑠、入江甚儀、葉山奨之、黒島結菜という若手注目株のキャスト陣に加え、個性派俳優の小市慢太郎ほか出演。メガホンを取るのは、ヒューマンドラマを撮り続けている柴山健次監督(『黒振り袖を着る日』『君の好きなうた』)です。
このたび、本作の挿入歌として抜擢されました桐嶋ノドカが歌う『柔らかな物体 (piano ver.)』について情報解禁します。
桐嶋ノドカは、7 月にメジャーデビューを果たし、期待の新人として注目されているソロシンガー。透明感あふれるピアノ・バージョンの本曲は、登場人物のような弱さ、ずるさ、不条理などに苦しみながらも前を向き、大切な人の幸せを祈る、そんな風に懸命に生きるひとを優しく包み込み、寄り添うような楽曲に仕上がっています。
なお、『柔らかな物体(piano ver.)』は、本作の特報映像にも使用しております。

★桐嶋ノドカさんコメント★
映画『流れ星が消えないうちに』の挿入歌を担当させていただき、大変嬉しく思います。映画を見て、どうにも片付けがたい思いを抱えたまま、それでも前向きに生きていこうとする主人公の姿に深く共感し涙しました。
新曲の「柔らかな物体」も、そんな風に様々な気持ちを綯い交ぜに抱えながら希望に手を伸ばしていく歌です。
この素敵な映画の物語に一筋の光のようなものを微かにでも添えられたなら幸いです。

★柴山健次監督コメント★
こころの弱さには強くなる予感で満ちている、物語の行き先を示してくれている、そんなことを教えてくれている楽曲だと思いました。ぐっと映画の世界を広げていただけたと思います。
そして、美しい声に騙されました。その美しさは可憐なだけではなく、歌詞と呼応して、桐嶋さんの秘めている、触れてはいけない、そんな領域に引きずり込まれ、逃れられなくなりました。どこまでも好奇心に溢れていて、哲学的で、衝動的で。目を凝らして世界の秘密をひも解こうとする桐嶋さんの背中が見えたような。
私は似ているものを探して、こじつけて安心することが嫌いです。でも、桐嶋さんが何に似ているかははっきりと分かりました。ナウシカです。

特報〜挿入歌・桐嶋ノドカ「柔らかな物体(piano ver )」
https://www.youtube.com/watch?v=_ZiHGw4gCos

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53360

執筆者

Yasuhiro Togawa