キノフィルムズ配給・提供『ヴィンセントが教えてくれたこと』が、9月4日(金)TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ新宿他全国公開になります。

孤独なひねくれ老人といじめられっ子の小学生友情を描いた本作は、昨年トロント国際映画祭でワールド・プレミアが行われると、主演のビル・マーレイは「キャリアで最高の演技だ」と、たちまち絶賛が飛び交い、本年度のゴールデン・グローブ賞作品賞と主演男優賞にWノミネートされました。また、ビル・マーレイの相棒役を堂々と務めた子役のジェイデン・リーベラーは、ラスベガス映画批評家協会賞始め数々のベスト子役賞を受賞し、この作品がきっかけで、キャメロン・クロウ監督、ジェフ・ニコルズ監督らの撮影に加わるなど一躍引っ張りだこになりました。アメリカでたった4館からスタートし、4週間後には2500館に拡大、最終的には4400万ドルをたたき出す驚異の快進撃を果たし、全米を笑いと涙で包んだハートウォーミングな感動作です。

この度、ビル・マーレイとジェイデン・リーベラーの息の合ったメイキング映像が解禁!

<メイキングシーン説明>

ブルックリンの一軒家で暮らすヴィンセント・マッケンナ(ビル・マーレイ)は、酒とギャンブルだけが生きがいの偏屈老人だ。
そんなヴィンセントの隣の家に、シングルマザーのマギー(メリッサ・マッカーシー)と12歳の息子オリバー(ジェイデン・リーベラー)が引っ越してきた。チビでやせっぽちのオリバーは地元のカトリックスクールに転入早々、いじめられっ子になる。
仕事で忙しいマギーはヴィンセントに“シッター”を頼むことに。
ヴィンセントは小学生相手にも容赦なく毒舌を連発するが、賢くて機転が利くオリバーはそれを軽く受け流し、祖父と孫ほども年の離れたふたりは不思議とウマが合う。いつしかふたりの間には、固い友情が芽生えていた。
しかし銀行の預金残高が底をついたヴィンセントの生活は、もはや事実上破綻していた。
借金の取立屋(テレンス・ハワード)に返済を迫られたある日、脳卒中で倒れたヴィンセントはオリバーの助けを借りながら病院でリハビリの日々を送るようになる。

メイキング映像は、入院中にも関わらず、病院で本気の車いす競争を繰り広げるビンセントとオリバーの2人の仲の良さに思わずジーンとくる名シーンのメイキング映像となります。
モニターを見守る監督たちのカットと同時に大うけする笑い声にも注目です。

メイキング映像
http://youtu.be/tAyf932fBRo

<ビル・マーレイのコメント>
子供と一緒に仕事をするのは必ずしもいいことではないと常日頃マーレイは言っているが、10歳のジェイデンは彼の心に強い印象を与えた。
「普段は子役に対して懐疑的なんだが、彼はすばらしいよ。日ごとに好きになっていった。ある時、彼がすごい演技をしたことがあったんだ。今まで私がすごいと思った俳優たちと同じくらいの演技をね。あれには驚いた。妥協せず、とことん突き詰めて……本当に輝いていた」

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53465

執筆者

Yasuhiro Togawa