今秋開催いたします第12回ラテンビート映画祭LATIN BEAT FILMFESTIVAL 2015の開催が決定いたしましたので、お知らせいたします。
第12回目を迎える本年は、英国の鬼才ピーター・グリーナウェイの新作『エイゼンシュテイン・イン・グアナフアト』、ガエル・ガルシア・ベルナルが製作に関わった『選ばれし少女たち』等の話題作をラインナップ。
新宿・大阪・横浜の3都市で開催いたします。
 映画祭メインビジュアルのデザインは、1992年バルセロナ五輪のマスコット「コビー」の生みの親としても知られる、スペインを代表するグラフィック・プロダクトデザイナー、ハビエル・マリスカルが手掛けております。ラテンビートにふさわしい、遊び心にあふれたポップなデザインにも注目です!

 毎年恒例となりました豪華来日ゲストとのQ&Aも行われます。

【開催場所&日程】
(東京)新宿バルト9
:10月8日(木)〜12日(月・祝日) 
(大阪)梅田ブルク7:10月23日(金)〜25日(日) 
(横浜)横浜ブルク13:10月31日(土)〜11月3(火・祝日)
■主催:LBFF実行委員会
■プロデューサー&プログラミング・ディレクター:アルベルト・カレロ・ルゴ
■運営:㈱ティ・ジョイ
■運営協力:新宿バルト9、梅田ブルク7、横浜ブルク13
ラテンビート映画祭オフィシャルサイト(近日更新予定)http://lbff.jp

【上映作品(一部)】
「エイゼンシュテイン・イン・グアナフアト」 原題:Eisenstein in Guanajuato
監督:ピーター・グリーナウェイ/出演:エルマ・バック、ルイス・アルベルティ、マヤ・サパタ/
2014年/ドラマ/オランダ・メキシコ・フィンランド・ベルギー/105分
『戦艦ポチョムキン』でモンタージュ理論を確立したロシアの映画監督セルゲイ・M・エイゼンシュテインは、ドキュメンタリー映画『メキシコ万歳』の撮影のため、メキシコのグアナフアトを訪れる。彼は映画の撮影をよそに、ガイドのパルミーノとの愛とSEXに溺れていく…。
『コックと泥棒、その妻と愛人』『プロスペローの本』等でカルト的人気を誇る英国の鬼才ピーター・グリーナウェイが、映画史に名を残すエイゼンシュテイン監督がメキシコで過ごした10日間を、独特の映像美で描き出す。

「選ばれし少女たち」 原題:Las Elegidas
監督:ダビ・パブロス/出演:ナンシー・タラマンテス、オスカル・トレス、レイディ・グティエレス/
2014年/サスペンス・ドラマ/メキシコ・フランス/105分
米国サンディエゴとの国境の町で暮らす14歳のソフィアは、恋人のウリセスに、彼の父親が営む売春組織に売られてしまう…。今作が長編2作目となるパブロス監督は、故郷でもある国境の町ティファナで、素人の少年少女たちをキャスティング。メキシコに蔓延する犯罪組織の闇に切り込んでいく。製作総指揮にはメキシコのスター俳優、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナが携わっている。2015年カンヌ国際映画祭ある視点部門出品作。

「The Wolfpack」
監督:クリスタル・モーゼル/出演:アングロ兄弟/
2015年/ドキュメンタリー/米国/89分
アングロ兄弟は、エキセントリックな父に外出を禁じられ、子供のころからNYのロウアー・イーストサイド(通称LOISAIDA)のアパートの部屋に閉じこもって暮らしている。兄弟の唯一の娯楽は映画。自らをWolfpackと呼び、『バットマン』『レザボア・ドッグス』等のパロディー映画を手作りで製作していた。ある日、兄弟の一人が部屋からの脱出に成功したことで、彼らの生活が変わり始める。2015年サンダンス映画祭でUSドキュメンタリー部門グランプリを受賞した話題のドキュメンタリー。

【メインビジュアル・デザイナー:ハビエル・マリスカル(Javier Mariscal)略歴】
1950年 スペイン・バレンシア生まれ
1992年 バルセロナ五輪マスコットキャラクター「コビー」採用
1999年 スペイン国立デザイン賞受賞
2010年 『チコとリタ』(フェルナンド・トルエバ監督)共同監督兼アニメーション担当  *2011年第8回ラテンビート映画祭上映
2013−14年 スペイン日本交流400周年記念事業の一つとして「ハローキティ」とコラボ。
2013年 『アイム・ソー・エキサイテッド!』(ペドロ・アルモドバル監督)デザイン  *2013年第10回ラテンビート映画祭オープニング上映 
その他、ラテン各国から届いた最新作を上映いたします。近日、全作品決定!

執筆者

Yasuhiro Togawa