何があっても離れない夫婦の十年を描いて、報知映画賞最優秀監督賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(木村多江)、ブルーリボン賞最優秀新人賞(リリー・フランキー)など数多くの賞を受賞した名作『ぐるりのこと。』(2008年6月公開)から7年。
誰もが待ち望んだ橋口亮輔のオリジナル脚本による長編映画『恋人たち』が完成し、11月テアトル新宿ほか全国にてロードショーいたします。

通り魔殺人事件によって妻を失い、橋梁点検の仕事をしながら裁判のため奔走する男、アツシ。そりが合わない姑、自分に関心をもたない夫との平凡な暮しに突如現れた男に心が揺れ動く主婦、瞳子。
親友への想いを胸に秘める同性愛者で、完璧主義のエリート弁護士、四ノ宮。
心に傷を抱えながらも、幸せを求めて生きる3人の“恋人たち”を、稀代の才能・橋口亮輔は、時折笑いをまじえながら繊細に丁寧に描きだす。
どんなに絶望的な世界であっても肯定し、ささやかな希望を胸に再び歩き出す——明日に未来を感じることすら困難な今、私たちすべての人に贈る、絶望と再生の人間ドラマの傑作が誕生しました。

すでに公開された20秒の特報映像では、登場人物たちが織りなす日々の断片を1コマ1コマ、アップテンポに綴った内容となっておりましたが、今回リリースされる40秒バージョンでは、通り魔事件で妻を殺され「愛を亡くした者」アツシ、平凡な暮しの中で「愛を見つけた者」瞳子、忍ぶ恋に亀裂が生じ「愛を失う者」四ノ宮という、主人公3人の物語の一部が切り取られております。

さらに『ぐるりのこと。』につづいて音楽ならびに主題歌「Usual life_Special Ver.」を担当する明星/Akeboshiによる挿入曲が今回の特報に使用されており、切なくも愛おしい映画の世界観を見事に伝えています。
6月27日(土)から、テアトル新宿とテアトル梅田の2館でのみ、この40秒バージョンが公開されておりましたが、このたび公式サイトでもリリースすることになりました

特報映像40秒::http://youtu.be/KSbzFwNI9fM

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執筆者

Yasuhiro Togawa