ロバート・アルトマン生誕90周年を記念して、10月3日(土)YEBISU GARDEN CINEMAにて『ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』を公開します。この度、予告編が解禁になりました。

『M★A★S★H マッシュ』『ロング・グッドバイ』『ナッシュビル』『ザ・プレイヤー』『ショート・カッツ』…鋭くも愛情ある視線で、人間の、アメリカの、時代のありのままの姿を赤裸々に描いてきたロバート・アルトマン。本作は、「アメリカ・インディペンデント映画の父」と呼ばれる彼のユニークなキャリアと人物像に迫るドキュメンタリー。

今回解禁になった予告編では、「アルトマンらしさ」を一言で答えるジュリアン・ムーア、ポール・トーマス・アンダーソン、ブルース・ウィリスが登場。嘘八百で映画業界に入って独学で映画制作を学び、ハリウッド・スタジオのお偉方に“作るな”と言われたものを作って解雇されたなど、彼がいかに大胆不敵で、最高にオリジナルな存在であるかが明かされる。

ジャンルを壊し、タブーを恐れず、撮影・録音方法に革命を起こし、ハリウッドに拒絶され酷評されても、自由に映画を撮り続けたアルトマンは、コーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、ポール・トーマス・アンダーソン、アレハンドロ・G・イニャリトゥはじめ数多くの映画監督に影響を与え、ハリウッドスターに出演を熱望された。81年の生涯で、カンヌ、ベルリン、ヴェネチア映画祭すべてで最高賞を受賞し、ついにはアカデミー賞をも受賞。これは、70年代以降アルトマンただ一人の快挙である。感動的なアカデミー賞授賞式の様子も、予告編にて垣間見ることができる。

本作では、妻キャサリン全面協力のもと、現場でのオフショット、初期の産業映画や未公開作品、ホームムービーなど、センスよく選び抜かれた映像、そしてアルトマン自身の語りもふんだんに織り込みながら、彼のぶれない姿勢、今まで私たちが知ることのなかったアルトマン映画の裏側に迫っていく。

【予告編Youtube】https://www.youtube.com/watch?v=OzEP10QtDfQ
【公式サイト】http://www.bitters.co.jp/altman

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執筆者

Yasuhiro Togawa