今年2月、第25回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で上映された短編映画「終点、お化け煙突まえ。」の富名哲也監督の長編劇映画企画「Smoke on the Water (スモーク・オン・ザ・ウォーター)」が、韓国の釜山国際映画祭が主催するアジア映画ファンド(ACF)の支援作品として選出された。
2007年にアジア映画の製作支援を目的として設立された同ファンドで、今回、脚本開発部門(Script Development Fund)において、富名哲也監督が日本人として初めて選ばれた。
本企画は、富名監督の劇場公開長編デビュー作となり、来年の撮影を目指し準備を開始したばかり。

釜山国際映画祭ACFホームページリンク
http://acf.biff.kr/structure/eng/default.asp
釜山国際映画祭ACF発表リリース(英文)
http://bit.ly/1KxY62P

富名哲也プロフィール
北海道釧路生まれ。大学卒業後、イギリスに留学。London Film Schoolで映画製作を学ぶ。2013年製作した短編映画「終点、お化け煙突まえ。」(20min/脚本監督)(主演:岸井ゆきの)が、アジア最大の映画祭、釜山国際映画祭のコンペ部門の選出されたのを始め、インドネシアで開催された映画祭、JOGJA-NETPAC Asian Film Festivalの短編部門でグランプリ、セルビアの首都ベオグラードで行われた第一回セルビア日本短編映画祭では準グランプリを受賞。現在まで、スペイン、スイス、コロンビア、米国、中国他、世界10カ国以上の国際映画祭に正式出品された。日本においては、今年2月に開催された第25回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。また同作品は、ヴェネチアで開催された国際交流基金主催による現代美術展「未完風景展」で、約5ヶ月間に渡り展示上映された。
http://tetsuyatominafilm.com/

短編「終点、お化け煙突まえ。」予告編
https://www.youtube.com/watch?v=SEY2nhe5Ai4

執筆者

Yasuhiro Togawa