この度、台湾の巨匠ホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の新作『黒衣の刺客』(こくいのしきゃく)が、9月12日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開することが決定致しました。さらに本作のビジュアルも解禁となりました。

『悲情城市』、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』、『珈琲時光』、『百年恋歌』などを手がけた巨匠ホウ監督が、台湾、中国そして日本で5年をかけて撮影した渾身の最新作がついに日本公開です。
先日行われた第68回カンヌ国際映画祭にて、ホウ監督は本作で7度目のコンペティション部門出品という偉業を成し遂げ、期待が高まるなか8年ぶりの新作が上映されると審査員であったコーエン兄弟、ギレルモ・デル・トロ、グザヴィエ・ドランたちから絶賛され、見事に監督賞を受賞。
またスー・チー演じる女刺客のどこか寂しげでありながらも凛と佇む姿が印象的な美しいビジュアルも解禁となりました。

本作は唐代の中国を舞台に、数奇な運命に翻弄される女刺客を描く、最も美しく、最も静かな全く新しい感覚の武侠映画。
出演には、『ミレニアム・マンボ』などホウ監督のミューズ、スー・チーが、運命に翻弄されながらも力強く生きてゆく女刺客・インニャンを演じ、アクションにも挑戦。インニャンの標的となる暴君には、『レッド・クリフ』シリーズで知られ、『百年恋歌』に続きホウ監督とタッグを組んだチャン・チェン。そして、窮地に追い込まれたインニャンを助ける日本人青年を妻夫木聡が演じています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa