今年4月にラピュタ阿佐ヶ谷の姉妹館として新たにオープンしたミニシアター ユジク阿佐ヶ谷と申します。この度、8月に当劇場にて、アニメーション「ムーミン」3作品を上映することが決定致しました。1945年にムーミンの物語が発表され、漫画、絵本、アニメーションとなって世界中の人から愛されているムーミンを夏休み映画として当館で特集します。今年の夏は新しい映画館で、ムーミンとまったり過ごし、楽しんでいただければと思い企画しました。
 昨年はトーべ・ヤンソン生誕100年という記念すべき年であり、今年も勢いそのままに、多くの人にムーミンをを知って頂きたいと考えております。また、8月9日(日)はムーミンの日(作者トーベ・ヤンソンの誕生日)であり、イベントも開催する予定です。かわいらしい、フィンランド発の「ムーミン」で今年の夏を家族、友達、恋人とお過ごしいただければ幸いです。

『劇場版 ムーミン 南の島で楽しいバカンス』※日本語吹き替え版
2014/フィンランド・フランス/77分/配給:ファントム・フィルム
監督:グザヴィエ・ピカール
 ムーミン一家は、ムーミン谷を抜け出し、南の海のリベイラとバカンスにやってきた。ワクワクしていたのもつかの間、フローレンはプレーボーイに夢中になり、ムーミンは嫉妬。ムーミンパパは、貴族と親しくなり、豪華な暮らしに虜になってしまい、ムーミンママは腹を立てる。
怒ったムーミン、ムーミンママはホテルを飛び出してしまう。一家はすっかりばらばらになってしまい・・・・
 トーベ・ヤンソンの生誕100周年に作られた長編アニメーション。声優は90年代に放送された「楽しいムーミン一家」の面々が参加。

『劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション』※英語字幕版
2010/フィンランド・ポーランド・オーストリア/75分/提供・配給:Child Film+kinologue
監督:マリア・リンドバーグ
 ある朝ムーミンが起きると、ムーミン谷の何もかもが灰色になっていた。それは、空から恐ろしい惑星が地球にやってくる前ぶれなのだそうだ。惑星について調べるため、ムーミンとスニフ、途中で加わったスナフキンとおさびし山の天文台に向かった。天文学者の計算によると、あと4日で惑星がやってくることがわかった。パパとママなら何とかしてくれる。そんな思いでムーミンたちは家路へ急ぐが・・・・
マッツ・ミケルセン他豪華北欧俳優陣が声優を務め、主題歌は長年ムーミンのファンだったというアイスランドの歌姫、ビョークが担当。

『劇場版ムーミン パペット・アニメーション〜ムーミン谷の夏まつり〜』※日本語吹き替え版
2008/フィンランド/87分/提供・配給:アスミック・エース株式会社
監督:マリア・リンドバーグ 語り手:小泉今日子
 平和なムーミン谷のある夏の日。突然火山が噴火、谷は大洪水。
ムーミン一家が流れ着いたのは、とある劇場。ムーミンたちはここでお芝居をすることになる。しかし、ムーミンとスノークのおじょうさんがはぐれてしまい、ミイもまた迷子になってしまう。はたして、ムーミン一家は再会し、お芝居をすることができるのだろうか・・・・
 公開当時、パペット・アニメーションの人気を定着させ、渋谷1館から全国劇場へ飛び火した大ヒット作。

【トーベ・ヤンソン】
 1914年生まれ。幼い頃から自然と絵を描いて過ごし、15歳で政治風刺雑誌「GARM」に挿絵を描き始める。30年代からムーミンとロールの原が「GARM」に登場し、1945年にムーミン・シリーズの1作目「小さなトロールと大きな洪水」から70年の「ムーミン谷の十一月」まで計9冊の小説、4冊の絵本を発表した。また、英イブニングニュース紙にムーミン・コミックスを連載。66年に「小さなノーベル賞」とも呼ばれる国際アンデルセン賞を受賞。68年の「彫刻家の娘」以降、一般向けの小説を発表し、1984年にフィンランド国民文学賞受賞。2001年、86歳で逝去。

8月1日(土)〜21日(金)の3週間限定「ムーミン」特集上映 ユジク阿佐ヶ谷にて開催決定!!

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa