名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の傑作サスペンス『サイコ』。
現代に舞台を置き換え、その前日譚を描き出す海外ドラマ「ベイツ・モーテル」がいよいよ本日よりDVDがリリースとなりました。

本作は、映画史に残る『サイコ』の猟奇殺人鬼=ノーマン・ベイツのティーンエイジャー時代にスポットを当て、いかにしてあの殺人鬼に変貌していくのかを描いた全米大ヒットシリーズ。
世界的ヒット作「LOST」を手掛けたクリエイター、カールトン・キューズが製作総指揮を務める本作は、オリジナル映画『サイコ』のセットを使い、知られざるノーマンとノーマの母子の狂気的な関係を描き出すと同時に、舞台を現代に置き換える事で全く新しいドラマを創り上げています。

映画・ドラマともに人気ジャンルである“猟奇殺人鬼”もの。
その中でも「ベイツ・モーテル」は今までの“猟奇殺人鬼”ものの常識を覆す異色のドラマに仕上がっています!
今回の【ベイツ・モーテル通信】は、なぜ本作は常識を覆す異色のドラマなのかを深堀りしました!

アルフレッド・ヒッチコック監督による映画『サイコ』の前日譚を描いた「ベイツ・モーテル」。
両作の主人公である猟奇殺人鬼ノーマン・ベイツは、実在の殺人犯エド・ゲインをモデルにしている。
1800年代のロンドンを震撼させた“切り裂きジャック”を描いた小説や映画が量産されたように、“猟奇殺人鬼”ものは、フィクション、ノンフィクションを問わず昔から人気が高い。

映画では、アカデミー賞R5部門に輝いた『羊たちの沈黙』をはじめ、シリーズ7作まで作られた『ソウ』、貴志祐介の同名小説をもとにした三池崇史監督の『悪の教典』など話題を集めた作品が多い。
そしてドラマでも、『羊たちの沈黙』の前日譚である「HANNIBAL/ハンニバル」、主人公が警察の鑑識官でありながら同時に殺人鬼でもある「デクスター ?警察官は殺人鬼〜」など、猟奇殺人鬼ものの人気作はやはり多い。

『サイコ』を含めた猟奇殺人鬼ものは、犯人を得体の知れない人物として描くことで恐怖を煽るのが定番。
しかし「ベイツ・モーテル」は、“ひとりの少年がいかにして猟奇殺人鬼になっていくか”という過程を詳細かつ丁寧に描出していく。
今まで描かれることのなかった“猟奇殺人鬼の誕生”を描く、掟破りで異色のドラマなのだ。

「ベイツ・モーテル」好評リリース中
DVD-BOX:6,000円+税
※レンタルDVDも本日より開始

発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
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執筆者

Yasuhiro Togawa