「呪怨」シリーズでジャパニーズホラーを代表する作家、清水崇監督。ハリウッド映画「「THE JUON/呪怨」、「呪怨 パンデミック」)に続く、ハリウッド進出、第3弾!それが、「7500」だ!
この度、清水崇監督のハリウッド映画進出作品第3弾となります「7500」の公開が、7月25日(土)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショーと決定。またポスタービジュアルも発表。
本作品はアメリカ人脚本家クレイグ・ローゼンバーグによるオリジナル脚本で、清水崇監督の作品としては初めて全編、アメリカで撮影されている。それでも清水崇監督らしい怪談テイストが濃厚だ。グランドホテル形式で乗客それぞれのドラマを手際よく描くところから、映画は始まる。だが、ある乗客の不可解な死をきっかけに、一気にホラー色が濃くなる。強い恨みを持って死んだ人間の呪いが拡散していく「呪怨」のように、乗客の死が呪いとなって、疫病のように機内に広がっていく。物語はジャンボ・ジェット機の中だけで進むが、カメラは見事に多様なシーンを映し出す。「呪怨」シリーズで、一軒家の中だけで様々な恐怖を描きだした清水崇監督の手腕が生きている。観客も7500便に乗っているような気分になり、逃げ場のない恐怖に襲われる。まさに、「呪怨」の飛行機版だ。
観客が二度と飛行機に乗りたくないと思わせるようにしたいんだ。スピルバーグ監督の「ジョーズ」を見たあとで、海岸に行くのを止めたのと同じようにね。
(清水崇監督からのメッセ—ジ)
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執筆者
Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa