映像制作集団「空族」は、日本のみならず世界各地でその名を知らしめた『サウダーヂ』に続く新作『バンコクナイツ』(富田克也監督/2016年完成予定)の制作を、満を持して開始する。
この制作を記念し、空族制作『サウダーヂ』『国道20号線』を新宿K’s cinemaで一週間限定で上映する。公開中は新作『バンコクナイツ』についてのイベントも予定。
空族の新たな反逆の歴史はここから始まる。

空族最新作『バンコクナイツ』製作開始!記念上映 in 新宿K’s cinema
・6月6日(土)〜6月12日(金)
『サウダーヂ』12:45/18:00
『国道20号線』16:00

※6日、7日は12:45の回にイベント有り。
http://www.ks-cinema.com/movie/saudade/

空族最新作『バンコクナイツ』いよいよ製作開始! http://www.kuzoku.com

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プロフィール・作品紹介

監督・脚本 富田克也(とみた・かつや)
1972年山梨県甲府市生まれ。
’03年に発表した処女作『雲の上』で、「映画美学校映画祭2004」のスカラシップを獲得。これをもとに制作した『国道20号線』を07年に発表。’11年『サウダーヂ』がナント三大陸映画祭で最高賞の「金の気球賞」、国内では毎日映画コンクール優秀作品賞&監督賞をW受賞、高崎映画祭最優秀作品賞を獲得。その後フランスにて全国公開される。 平成26年度新進芸術家海外研修制度により、2014年9月よりバンコクに滞在し、タイのインディペンデント映画界との交流を深めている。

共同脚本 相澤虎之助(あいざわ・とらのすけ)
1974年生まれ。早稲田大学シネマ研究会を経て空族に参加。『花物語バビロン』(97)は短縮版が山形ドキュメンタリー国際映画祭で上映、『かたびら街』(03)は富田監督作品『雲の上』と共に7か月にわたり公開された。『雲の上』出演以来、『国道20号線』(07)『サウダーヂ』(11)と富田監督作品の共同脚本を務めている。2014年には『バビロン1+バビロン2』インスタレーション版上映展示を山口県YCAMにて行う。

『サウダーヂ』
2011年/日本/35mm/167分
制作:空族/『サウダーヂ』製作委員会
エグゼクティブ・プロデューサー:笹本貴之 プロデューサー:伊達浩太朗/富田智美
監督:富田克也 脚本:相澤虎之助/富田克也 撮影:高野貴 録音・音響効果:山?厳 助監督:河上健太郎 編集:富田克也/高野貴子
出演:鷹野毅、伊藤仁、田我流(from stillichimiya)、ディーチャイ・パウイーナ、尾?愛、工藤千枝、デニス・オリヴェイラ・デ・ハマツ、イエダ・デ・アルメイダ・ハマツ、野口雄介、川瀬陽太
不況と空洞化が叫ばれて久しい地方都市。“中心”街。シャッター通り、ゴーストタウン。それがアジアNO1の経済大国と呼ばれた日本の地方都市の現状である。しかし街から人がいなくなったわけではない。崩壊寸前の土木建築業、日系ブラジル人、タイ人をはじめとするアジア人、移民労働者たち。そこには過酷な状況のもとで懸命に生きている剥き出しの“生”の姿があった。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa