話題作が目白押しだった本年度のゴールデンウィークの中、4月25日(土)に公開し初登場1位を飾った映画『シンデレラ』が、公開3週目の週末2日間(5月9日(土)、10日(日))の興行収入約3億3056万円を記録し、堂々の3週連続1位となりました。
また、5月10日(日)までの累計動員数は約267万人、興行収入は約33億8122万円を突破と公開3週目に突入してもなお、勢い止まらず日本中に“シンデレラ旋風”を巻き起こしています。
昨年30億を突破した洋画作品は、『アナと雪の女王』(254.8億円)、『マレフィセント』(65.4億円)、『GODZILLA ゴジラ』(32億)、『アメイジング・スパイダーマン2』(31.4億円)の4作品のみ。公開3週目の『シンデレラ』の勢いがどこまで続くのか、今後もまだまだその動向に注目が集まります。

本作は、シンデレラが小さな勇気から大きな幸せをつかんでいく感動の物語を、シンデレラの煌びやかな世界観をそのままに、絢爛豪華なセットと衣装で見事に実写映像化。ディズニースタジオの総力を結集したラブストーリーだ。初日には、公開を待ちに待った熱い観客たちが劇場に足を運び、2015年度洋画NO.1の大ヒットスタートを切った。続くゴールデンウィークもその勢いが留まることなく、各地の劇場ではその噂を聞きつけ、客足はいよいよ本格的に拡大した。来場者の中にはシンデレラ風のコスチュームを身に纏った女の子たちの姿もみられたり、感動作に涙して出てくるカップルもいたほど。
本作が大ヒットを続けている大きな理由の一つは、数多くの高評価の口コミ。特に注目すべきは男性の観客からの高評価が多数寄せられている点だ。「予備知識なく妻と観たが、2〜3回うるっときた。」「彼女に連れられて観に行ったが文句無しの名作。王子がものすごく紳士的で、世の男性は適わないですね。」と、女性のための映画という先入観を見事に覆していることもヒットに結びついている大きな要因のようだ。また、3週目にして早くもリピーターが続出しており、その感動をもう一度味わいたいと既に鑑賞した観客の満足度も非常に以前高い。
更に“シンデレラ旋風”は映画だけでなく、関連グッズの売れ行きでも見て取れる。ディズニーストアで販売されているグッズのみならず、本作のために作られたオリジナルシューズや、アパレルブランドを始め、アクセサリー、電報、化粧品、飲料など数々のタイアップ商品も売れ行きも好調。

まだまだ“シンデレラの魔法”が解かれることはなさそうだ。映画「シンデレラ」は全国大ヒット上映中。

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執筆者

Yasuhiro Togawa