5 月 23 日(土)に日本公開される『チャッピー』から、世界で初めて人工知能を搭載したロボット、チャッピーが誕生する瞬間をとらえた特別映像が公開されました。
「警察官に変わる兵器ロボットとして開発された」と監督が語るように、2016年の犯罪都市ヨハネスブルグを舞台に、治安維持のために導入されたロボットが人工知能を搭載され、自分で考え、成長していく SF ファンタジーともいえる作品です。
「やったぞ、人類初の人工知能だ」と、ロボットを熱く見つめるのは、AI を開発したロボット研究者のディオン(デーヴ・パテル)です。「いつロボットは人間として見なされるのか。おそらくロボットが人間と同じように、感情を持ったときだろう」と語るのは、チャッピーを演じたシャールト・コプリー。『第 9地区』『エリジウム』に続き、ニール・ブロムカンプ監督作品に 3 作目の登場となる彼は、全編に渡ってモーション・キャプチャーによる演技を披露しています。
「僕はチャッピーを善良なロボットに育てようとする」と話すのは、開発者ディオンを演じたデーヴ・パテル。今回の特別映像には、撮影現場でチャッピーに扮するシャールト・コプリーの姿も確認でき、そのコプリーにデーヴが何かを教えるメイキングシーンもありますから、要チェックです。
そして、「チャッピーは影響を受けやすく、科学者といれば科学に興味をもち、ギャングといれば犯罪者になる」とプロデューサーのサイモン・キンバーグが説明する通り、キーボードでスピーディーに入力するチャッピーの滑らかな指先の動きや、ストリートギャングのニンジャに銃の持ち方を教えられる姿などが紹介されていきます。

「他人の人生に干渉するな。犯罪はダメだ」というディオンの教えに、「犯罪はダメ」と応えるチャッピー。「観客はチャッピーを通して、人間の様々な感情を経験することになる」と語るコプリーのコメントを受けて、デーヴ・パテルが「アクションだけでなくドラマがある」と目を輝かせます。
映像のラストでは、怒ったり、しょげたり、したかと思うと銃をぶっ放す、チャッピーの様々な感情が表現されていきます。
ニンジャから「死にたくなければ戦え」と教えられ、足蹴りで壁をブチ壊すチャッピーは、銃を手に巨大なロボットに立ち向かっていくことになるのですが…。
人類史上初の AI ロボット”チャッピー”は、どんな成長を遂げるのか。彼の前には、どんな運命と戦いが待ち受けているのか。
期待は高まるばかりです。映画『チャッピー』は、5 月 23 日(土)より、全国ロードショーとなります。

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執筆者

Yasuhiro Togawa