この度、ジア・コッポラ初監督作品『パロアルト・ストーリー』が、カリテ・ファンタスティック!映画祭にて、6月6日から特別上映されます。

『ヴァージン・スーサイズ』を思わせる上質な映像美と洗練された音楽が
ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭など世界中で絶賛!

主演はジュリア・ロバーツの姪で「セレステ&ジェシー」(12)などに出演している若手注目株のエマ・ロバーツ、彼女と関係を持ってしまうサッカーコーチにジェームズ・フランコ自信が扮する。また、イヴ・サンローランのモデルとして活躍し、ヴァル・キルマーの息子で今回が映画初出演となるジャック・キルマーがナイーヴな少年を好演。父ヴァル・キルマー自身もチョイ役で出演するなど個性的な豪華キャストがそろった。原作はジェームズ・フランコが2010年に書き下ろした短編小説「パロアルト・ストーリーズ」。小説の印象についてジア・コッポラ監督は
「ここまで若者がリアルに描かれていて、私自身が気に入った小説には出逢ったことがなかった」と語る一方、原作者であり劇中出演もしている、ジェームズ・フランコは「僕の小説を映画化するのはジアしかいないと思った」とお互いの才能に惹かれあい、本作が製作される事になった。また、ノンクレジットだがF.F.コッポラも声の出演で少しだけ本作に参加している。さらに、音楽界の注目プロデューサーでありながらブラッド・オレンジとしても活躍しているデヴ・ハインズが本人名義での新曲を2曲書き下ろしたほか計4曲を提供。ソフィア・コッポラの映画音楽はインディーズの流行を取り入れた選曲で知られるが、姪のジアもそのセンスの良さを感じさせる甘くみずみずしいサントラとなった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa