音楽ドキュメンタリー『たまの映画』(10)で商業監督デビュー。恋愛群像劇『こっぴどい猫』(12)がトランシルヴァニア国際映画祭(最優秀監督賞受賞)を含む数々の海外映画祭で上映。TVドラマ「イロドリヒムラ」への脚本参加(監督・犬童一心)や、山下敦弘監督とともに共同監督したドラマ「午前3時の無法地帯」など映画以外にもその活動の場を広げ、その後『サッドティー』(14)では男女の一筋縄ではいかない恋愛模様を描き注目された今泉力哉監督・脚本の最新作が、4月下旬より東京都内にてクランクインとなります。

若者から絶大な人気を誇るキャスト陣が演じる、等身大の恋愛模様
今を生きる等身大の男女の複雑な恋愛模様が、世代を超えた共感とともに胸に沁みる群像劇となる本作。靴職人見習いの韓国人青年・レオン役には、圧倒的な歌唱力とダンス、イケメンでありながらも母性本能くすぐるルックスで世界中を虜にする(全世界Facebook登録者数200万人突破)韓国アーティストNU’EST(ニューイースト)のボーカル・レンが起用されました。女性キャスト陣には、レオンを慕う小風役に『mer』『SEDA』などの女性ファッション誌でモデルとして活躍し若い世代からカリスマ的な人気を誇り、女優としての活躍もめざましい青柳文子。レオンが思いを寄せるソナ役に『悪人』『ペタル ダンス』など作家性の高い監督作品への出演を中心に個性派女優として活躍している韓英恵。加奈子の彼氏役に『福福荘の福ちゃん』で独特の存在感を放った芹澤興人。そして、日本語学校の講師・加奈子役には、「勇者ヨシヒコ」シリーズや「マッサン」など話題作へのドラマ出演をはじめ、映画・舞台など幅広い活躍が続く人気実力派女優、木南晴夏がキャスティングされました。

【今泉力哉監督 コメント】
とても個性豊かで魅力的なキャストが集まりました。スタッフもベテランさんから勝手知ったる自主映画時代からの仲間まで、私がやりやすい布陣をプロデューサーが組んでくれました。これまでも、「好き」ということや「想い続ける」ということを疑って、恋愛映画をつくってきました。現実に存在する恋愛やそれにまつわる気持ちってそういうものだと思うんです。よりドラマチックではない、現実のような恋愛を描いていけたらと考えています。例えば、結婚している夫婦やカップルでも、50:50でお互いを想い合ってはいないと思う。その想いの差にずっと興味をもって映画をつくっています。そして本作では、好き勝手に脚本を書かせていただきました。自分でも完成が楽しみです。ぜひご覧ください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa