この度、黒沢清監督最新作『岸辺の旅(きしべのたび)』が、5月13日〜5月24日まで行われる、第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式招待されることが決定いたしました。

3年間、失踪していた夫が突然帰ってきた。
だが、夫は「俺、死んだよ」と妻に告げる。
そして、夫が過ごした最期の時間をめぐる、夫婦ふたりの旅がはじまった—。
           “死んだ夫と旅をする”。
それは、あなたを見おくり、言えなかった「さようなら」を伝えるための旅路。
愛する人との永遠の別れを描く、究極のラブストーリー。

湯本香樹実が(ゆもと かずみ)が、2010年に発表した小説『岸辺の旅(きしべのたび)』を、世界的名匠・黒沢清監督が映画化。キャストには、数々の映画賞を受賞した『悪人』で、第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した深津絵里と、映画『マイティ・ソー』でハリウッド映画デビューを果たし、『私の男』で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した浅野忠信という国際的に活躍する2人がW主演!日本映画界を代表する2人の実力派が初の夫婦役で、“究極のラブストーリー”を演じます。

今回黒沢清監督とは初顔合わせとなる深津絵里と、黒沢清監督作品には(『アカルイミライ』以来)映画としては12年ぶりの出演となる浅野忠信という強力なタッグにより、この度、第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門への正式招待が決定いたしました!黒沢清監督にとっては、『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞を受賞(2008年)して以来の受賞が期待されています。

また、フランスの配給会社「Version Original(バージョンオリジナル)」により、今秋フランス国内で100−150館規模での公開を予定しており、カンヌ国際映画祭での反響にも大きな関心を集めています。

公式サイト http://kishibenotabi.com

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執筆者

Yasuhiro Togawa