06年『時をかける少女』、09年『サマーウォーズ』、12年『おおかみこどもの雨と雪』と、手掛けた作品すべてが傑作として評価され、国内外の映画賞を席巻し、今や世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督となった細田守。その3年ぶりとなる最新作『バケモノの子』は、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちの棲む異世界「渋天街(じゅうてんがい)」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など、あらゆる世代が共感できる、エンターテインメントのすべての要素が詰まった《新冒険活劇》です。

そんな本作の声優キャストがこの度発表となりました。
主人公のバケモノ【熊徹(くまてつ)】に、日本を代表する名優役所広司。その熊徹の弟子となった【九太(きゅうた)】の少年期を宮崎あおいが、青年期を染谷将太がそれぞれ演じます。宮?は前作『おおかみこどもの雨と雪』の母親役とは一転、初の少年役への挑戦となりました。染谷は『おおかみこどもの雨と雪』でも小学校教師役で出演。今回はメインキャストとして参加を果たします。
また、細田作品には欠かせないヒロイン【楓(かえで)】に大抜擢されたのは広瀬すず。初声優でありながら、作品の核ともいえる大役を任されることになりました。
他にも、熊徹の悪友【多々良(たたら)】に大泉洋。同じく悪友【百秋坊(ひゃくしゅうぼう)】にリリー・フランキー。バケモノを長年束ねる老人【宗師(そうし)】に津川雅彦と、錚々たる顔ぶれがそろいました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa