今年20周年を迎えるハードコア・パンクバンドBRAHMAN(ブラフマン)。『静と動』を基盤に、人間の限りなく切ない深い思いと、怒りと悲しみに満ちた思いを音に乗せ昇華させる。その熱く深い思いと圧倒的なパフォーマンスは、日本国内だけにとどまらず、イタリア、台湾、中国など世界中に広がっている。

 神がかったそのライブパフォーマンスは、知られているが、そのステージを降りた彼らの姿はあまり知られていない。そんな彼らを赤裸々にエグり出すのは、「NO MUSIC,NO LIFE.」や、広瀬すずの「ゼクシィ」のCMでも話題になった、クリエイティブディレクター箭内道彦。風とロックを設立し、様々なジャンルのアーティストや音楽イベントにも深く関わっている。そんな箭内だからこそ撮れた、普段は見せないBRAHMANの「ノン・フィクション」を浮き彫りにする。
 解禁されたポスターには、ツアーで訪れた福島県阿武隈川沿いに佇む彼らの後ろ姿。4人は何を見つめ、何を思うのか。想像を刺激される1枚(写真・題材とも箭内道彦によるもの)だ。20年間走り続けてきた彼らが、たどり着いた場所とは。そんな彼らの「今」を箭内道彦はどう見つめたのか。是非劇場で堪能して欲しい。

映画『ブラフマン』は、7月4日(土)新宿バルト9ほか全国公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa