太平洋戦争末期、日本がポツダム宣言を受諾し終戦を迎える1945年。昭和天皇が降伏を決定した8月14日正午から、天皇自ら玉音放送で国民に終戦を知らせた8月15日正午、その24時間にいったい何があったのか—。
本作は、そんな日本の歴史上最も重要で、かつ“いちばん長い日”と、日本の未来を信じ、平和への礎を築く為に身を挺した男たちのドラマを描く感動の歴史大作です。 

 原作は半藤一利の傑作ノンフィクション「日本の一番長い日 決定版」。さらに、2014年に宮内庁から発表された「昭和天皇実録」を参考に、昭和天皇とともに戦争を終結に導いた鈴木貫太郎首相の姿を描く「聖断」(半藤一利著)の要素も加え、今だからこそ描ける歴史の真実に迫ります。
監督は『クライマーズ・ハイ』、『わが母の記』(第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞)の原田眞人。キャスト陣には、役所広司、本木雅弘、松坂桃李、堤真一、山?努ら、ベテランから躍進目覚しい若手俳優まで、今の日本映画界を代表する面々が揃いました。

このたび完成した特報映像は、連合国への降伏か、本土決戦か。“日本史上、最大の決断”を迫られる中、身を挺し戦争を終わらせるために闘った男たちの姿が初めて映し出されます。
 重厚なドラマを予感させる、色調を抑えた暗いトーンの映像に現れるのは、役所広司が演じる主人公、陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ・これちか)。一億玉砕、総決起の気風が渦巻く陸軍の頂点に立ちながらも、「どうやったら、戦争を終結させられるか・・・」と苦悩する阿南のモノローグに合わせて、敗戦間近の緊迫した様子が伺える数々のシーンが映しだされます。
そして、本木雅弘演じる昭和天皇も登場。7年振りのスクリーン復帰となる本木が、国民を想って平和を求める天皇を一心に演じます。太平洋戦争をテーマにした映画は数多く存在しますが、昭和天皇の姿・声をはっきりと描いた日本映画は、本作が初となります。
さらに、山?努演じる、時の首相・鈴木貫太郎、鈴木首相をサポートする迫水久常内閣書記官長を演じる堤真一。
終戦に反対しクーデターを決起する青年将校・畑中を演じる松坂桃李と、豪華キャストが演じる男たちの姿が次々と現れます。
 映像の最後には、ポツダム宣言を受諾するか否かを決める天皇の背中と、その御前に集う阿南ら大臣たちの姿が映しだされます。
日本が破滅へと向かう中、平和への礎を築くために闘った男たちの決断とはー。
 70年前の“日本のいちばん長い日”に、いったい何が起こったのか?今、すべての日本人に贈る感動のドラマに引き続きご注目ください。

公式YOUTUBE
https://www.youtube.com/watch?v=QXo1D6tj290&feature=youtu.be

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執筆者

Yasuhiro Togawa