オープニング作品決定!!『La Famille Bélier(原題)』
本国で4週連続No.1、12週連続TOP10入りを果たし、動員700万人超えの驚異的大ヒットを記録!!
フランスからまた一つ、笑って、泣ける、最高に愛おしい映画がやってくる—

フランスの田舎町。農家を営むベリエ家は、高校生の長女ポーラ以外、父もも聴覚障害者。ミスコンで優勝したこともある美しい母親、口(手話)は悪いが、熱血漢の父とゲーム好きの弟。明るく、仲のいい家族だ。
ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師トマソンは、ポーラにパリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。夢に胸をふくらませるポーラだったが、一家の「通訳」でもあるポーラは、躊躇する。しかしその歌声が彼女の歌声を聴くことができない家族に届く出来事が起こる。
主演のポーラに抜擢されたのは、フランスのオーディションTV番組で注目を集めたルアンヌ・エメラ。その奇跡の歌声で観客を包み込み、本年度セザール賞最優秀新人女優賞を受賞しました。本作は2015年全国公開、ゲストにエリック・ラルティゴ監督、ルアンヌ・エメラ来日予定。

オープニング作品に加え、親友の死をきっかけに残された彼女の夫の秘密を知り、葛藤する若い女性を小気味よい演出で描くフランソワ・オゾンの新作『Une nouvelle amie(原題)』(主演:ロマン・デュリス、アナイス・ドゥムースティエ)、
世界遺産にも登録されているマリ共和国の古都を背景に、音楽を愛する父と娘がイスラム過激派の弾圧に苦しみ、戦う姿を真摯に描いた感動作『Timbuktu(原題)』(監督:アブデラマン・シサコ)も上映決定!

ユニフランス・フィルムズ代表より、映画祭開催のご挨拶
“フレンチシネマ? 考え方を変えてみましょう!”

共に暮らし、社会から追放されることなく、どうやって他とは「違う」存在でいられるのか。これが23回目を迎えるフランス映画祭でご紹介する12の上映作品の多くが語るテーマです。この映画祭で皆さまに今の最良のフランス映画をご紹介します。
オープニングを飾る『La Famille Bélier』の聾唖の家族と彼らを支える健常者の長女、フランソワ・オゾンの新作『Une nouvelle amie』の驚くべき行動に出る主人公をはじめ、戦後を生きる型破りな女性作家、迷いを抱えた若者、異文化に対する偏見と家族の問題を乗り越えようと苦悩する夫婦…上映作品に登場する皆が、「考え方を変えてみよう!」と私たちに訴えかけているようです。今年、セザール賞を7部門受賞し、アカデミー賞外国映画賞にもノミネートされたアブデラマン・シサコ監督『Timbuktu』は、まさに“違い”への寛容とその受容の頌歌とも言える作品と言えるでしょう。すでに多くの国で大絶賛されているこの作品を、日本の皆さまにお届けできることを大変光栄に思います。
その他、バラエティ豊かな全ラインナップの発表までもう少しお待ちください。多くの驚きとゲストとの対話が、観客の皆さまの興味を惹き付けることでしょう。私自身も今から大変楽しみにしています。どうぞご期待ください!

ユニフランス・フィルムズ 代表  イザベル・ジョルダーノ
*文中の作品名はすべて原題です。映画祭上映時、劇場公開時は邦題でご案内します。          

2015年6月26日(金)〜29日(月)                
有楽町朝日ホール【有楽町マリオン11F】、TOHOシネマズ 日劇【有楽町マリオン9F】

地方開催について:フランス映画祭2015の地方開催については後日ご案内いたします。
全上映作品は5月8日に発表!チケットはチケットぴあにて5月23日(土)より発売!
公式サイト:www.unifrance.jp/festival

主催:ユニフランス・フィルムズ 共催:朝日新聞社 助成:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:ルノー/ラコステ 特別協力:TOHOシネマズ/パレスホテル東京 ほか 

執筆者

Yasuhiro Togawa