マリオン・コティヤールが本年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作『サンドラの週末』が5/23(土)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開致します。公開に先立ち、巨匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督が先週、『少年と自転車』以来3年ぶりに来日!取材、記者会見、シンポジウムへの参加と大忙しだった監督たちの、日本滞在秘話が明らかに!

<橋本愛>かねてから監督作に大注目していた映画ファン橋本愛、巨匠に会う! 

海外の監督との話をするのは初めてだった橋本さん。
以前からダルデンヌ兄弟の作品が好きだったそう。
橋本さんは、『サンドラの週末』に感動した様子で、その感想を監督たちにお伝えし、 監督たちも嬉しそうに聞き入っていました。
監督たちは、日本の若い女性がどのような経緯で、女優になったのかとても気になるご様子で、オーディションを受けたいきさつなど橋本さんへ次々と質問をしていました。

さらに、監督たちの演技についての考えを話し、橋本さんも真剣な面持ちで聞いてらっしゃいました。

最後に兄弟の間に座っての写真撮影では、兄弟に挟まれて照れくさそうな橋本さんとやはりまた橋本さんの横でちょっと兄弟も照れ気味(特にリュック)でした。

鼎談後、橋本さんの印象について

「始めは表情が少し硬かったけど、光の具合で見え方が変わるのが興味深かった」とリュック、「若いのに古い映画を含めて多くの映画を観る努力をしている。とても感心した」とジャン=ピエール。

とても有意義な時間を過ごしました。

(鼎談内容はBRUTUS 5/15発売号にて!)

<荒木経惟>ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督、大ファンの写真家アラーキーに会う!

世界の巨匠たちの、夢の対面が実現!
かねてから、アラーキーの大ファンだったジャン=ピエール。兄弟揃って、この日の対面を楽しみにしていた。
海外でのアラーキーの写真展も観に行ったと本人に伝えると、「本当に!?嬉しいねー!」とアラーキーも驚いていた。
撮影では、大好きなアラーキーを前にやや緊張気味の2人を、
「お葬式に参列する人みたいになっちゃってるから、もっと笑って笑って!」とアラーキーがほぐす場面も。
自分達を撮影するアラーキーをジャン=ピエールがスマホで撮影する、という場面も。
さらに撮影後は、兄弟の間にアラーキーが立って記念写真。

アラーキーは事前に映画を観ていて、「車内でグロリア〜と歌うシーンが良かったね〜!」
最後に、アラーキーから監督へ自身の写真集「道」をプレゼント。

「ラストシーンで、彼女が歩いていく道が印象的だったから、この写真集がいいなと思った」という理由から。

写真集へその場でサインを書き、監督へプレゼント。
とにかく、終始監督たちは興奮しっぱなしで、ご満悦な表情でした。

(アラーキー撮影の写真はダ・ヴィンチ6/6発売号にて!)

<ダルデンヌ兄弟、日本を満喫!>

ジャン・ピエール=ダルデンヌ監督は、フォトグラファーでもある奥様へのプレゼントに、森山大道、植田正治、森栄喜と、巨匠から若手まで幅広い写真家による写真集を、お孫さんに日本の漫画が買いたいと、是枝監督が映画化をする「海街diary」を購入。

アートにも造詣が深い監督たち。サントリー美術館で開催中の若冲、蕪村の展覧会へ。
「日本画の空白の使い方がすばらしい」といたく感心。蕪村の絵を気に入っていらっしゃいました。

日本食のお店でそばが出てきたときには、うっかりお茶と間違えてそばつゆを飲み干してしまってジャン・ピエール=ダルデンヌ監督。
笑いながら照れていました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa