初監督作『終わりで始まりの4日間』が、インディペンデント・スピリット賞新人作品賞をはじめ各賞を受賞し、ナタリー・ポートマンとの共演も話題を呼んだ若手監督ザック・ブラフの待望の最新作「WISH I WAS HERE」の邦題が『WISH I WAS HERE/僕らのいる場所』に決まり、初夏より新宿シネマカリテ他にて全国公開する運びとなりました。

夢を諦めきれずに役者として鳴かず飛ばずの生活を送っていた主人公が、父親がガンになったことをきっかけに、父として、夫として、役者として、息子として、様々な立場で悩み模索しながら人間として成長する様子を、ユーモアたっぷりに描いた感動のヒューマン・コメディ。昨年のサンダンス映画祭でも絶賛を浴びた作品だ。

本作で共同脚本と主演も務めるザック・ブラフは、エミー賞受賞大ヒット医療コメディ「scrubs〜恋のお騒がせ病棟」で8年間にわたり主演を務め、昨年はウディ・アレン脚本のブロードウェイ・ミュージカル「ブロードウェイと銃弾」にも主演。俳優としても多方面で活躍するブラフのもとに、一流キャストとスタッフが集結した。
主人公を支える妻役には『あの頃ペニー・レインと』や『私だけのハッピー・エンディング』のケイト・ハドソン。美しくもたくましい女性を熱演し、新たな魅力を発揮している。その他に、クロエ・モレッツ(『キック・アス』)に続く人気子役として注目のジョーイ・キングが娘役として出演。主人公の引きこもりの弟役を演じるのは『スティーブジョブス』のジョシュ・ギャッド。『アナと雪の女王』のオラフの声を務め日本でも一躍脚光を浴び、エマ・ワトソン主演『美女と野獣』、アダム・サンドラー主演『ピクセル』など今年公開予定の出演作が多数控える人気急上昇中の俳優だ。
撮影は『ハングオーバー!』シリーズ3作をはじめ数多くの作品を手がけてきたベテラン、ローレンス・シャー。音楽を、『(500)日のサマー』『マネーボール』などの映画音楽のほか、iPhoneのCM「Photos Every Day」の音楽なども手がける天才作曲家ロブ・シモンセンが担当した。

また、大の音楽好きのブラフ監督ならではの豪華アーティストたちによるサントラも大きな話題を呼んでいる。本作のために書き下ろされた、コールドプレイとキャット・パワーの異色コラボによるタイトル・トラックをはじめ、鬼才ジェイムズ・マーサー率いるザ・シンズや、グラミー賞新人賞受賞のボン・イヴェールらの新曲など、本作を美しく彩る音楽も見所のひとつだ。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa