ベルリン、カンヌ、ヴェネツィア…<世界三大映画祭>すべてで【監督賞】に輝いた、“天才監督”ポール・トーマス・アンダーソンの最新作『インヒアレント・ヴァイス』(配給:ワーナー・ブラザース映画)が、4月18日(土)より日本公開されます!

本作は、現代世界文学の最高峰に君臨し続ける謎の“天才覆面作家”トマス・ピンチョンが、初めて自身の作品の映画化を許可したという「LAヴァイス」(新潮社刊)を原作に、70年代のロサンゼルスでヒッピー探偵“ドック”が元恋人の依頼を受け思わぬ巨大な陰謀に巻き込まれていく様子を、愉快なコメディタッチに描いたハッピーでロンリーな探偵サスペンスです。

天才監督×天才作家×天才俳優のコラボレーションが創り出した、不条理だけど心地よく、孤独なのに愛に満ちた魅惑の“不都合な世界”へようこそ—

さて、本作の原作者といえば、村上春樹らと並びノーベル文学賞の最有力候補と言われ、世界文学の最高峰に君臨する天才作家トマス・ピンチョン。
トマス・ピンチョン研究の権威である佐藤良明氏をして「トマス・ピンチョンがいるから文学研究者たちが生まれるほど、非常に大きな存在だ」と言わしめる今世紀最大級の大物作家ですが、マスコミとの接触を一切持たずその素性は謎に包まれており、覆面作家としての認知も高い。
そんなトマス・ピンチョンが、実は本作に出演しているらしいという噂を入手しました!!

新たに解禁された映像は、マリファナ中毒のヒッピー探偵ドックの親友 ソルティレージュのナレーションで始まり、ドックがマッサージ店や豪邸、謎の巨大組織「黄金の牙」などへ侵入捜査していく様が登場。
陽気なBGMを背景に、ぶっ飛びキャラクターたちがノリノリの演技を見せているのが分かります。
この中盤から流れる音楽は、ドイツのバンドCANの「VitaminC」。「あんた、ビタミンC失ってるよ!」という歌詞を繰り返すユニークな曲ですが、実は、1970年代にヒッピーの世界的なカリスマと言われた伝説の日本人 ダモ鈴木が歌っています。
本作の音楽を担当した、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドはCANの大ファンで、『ノルウェーの森』でもCANの曲を使用しています。

さて、本題はここからです!
トマス・ピンチョンは、前出の佐藤良明氏いわく、「身長が190cmほどあるのはほぼ間違いない」とのことで、さらに、これまでに写真は高校卒業時と海軍入隊時代のものしか発見されておらず、我々が分かるのはそれだけ。

噂ではドックの職場の待合室にいるのでは・・・
はたまた警察署の前で警官たちにドッグ(ホアキン)が踏まれるシーンに登場する警察官に扮しているのか・・・!?など
さまざまな憶測が飛び交っておりますが、中でも最も噂されているのは、0:41に登場する男性。
精神病院を案内されるドックが、カフェテリアのような場所を通るシーンで、ドックたちの手前のテーブルに座っている医師のような男性!
女性からスープをサーブされており、やけに目立っているような…?
既に発見されている写真と見比べてみると、真実が浮かび上がるかも!?
これが嘘か真か、天才覆面作家トマス・ピンチョンと噂のシーンを確かめてみて下さい。

https://m.youtube.com/watch?v=cz6OR9I_xVE

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執筆者

Yasuhiro Togawa