園子温監督待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』が6月27日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国ロードショーいたします。監督は、『愛のむきだし』『ヒミズ』など海外の評価も高い、日本映画界の至宝・園子温。いままでの“園子温ワールド”のイメージと一線を画す本作は血が出ない!誰も死なない!エロくない!しかしながら、園監督らしい超展開はそのままに体験できる極上エンタテイメント!今回、園子温が初の特撮を用いて演出し、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れます。東京に愛が降り注がれるそのクライマックスは、観たこともない【感動と涙】を誘います。

このたび、4月16日(木)〜4月23日(木)に開催される第5回北京国際映画祭の「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門において、『ラブ&ピース』の選出が決定いたしました。北京国際映画祭で日本映画がコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初!

今年は90か国以上から930本の映画がエントリーされ(うち122本が中国映画、808本が中国以外の国からのエントリー)、そのうち15本の映画がコンペティション部門に選出されています。『ラブ&ピース』の公式上映は4月19日(土)〜21日(月)の間に行われます。『ラブ&ピース』からは園子温監督、大月俊倫プロデューサーが参加を予定しており、上映前のレッドカーペットイベント、舞台挨拶に参加を予定しているほか、記者会見も実施する予定です。なお授賞式は4月23日(木)を予定しています。

第5回 北京国際映画祭 期間:4月16日(木)〜4月23日(木)
本年のコンペティション映画部門「天壇奨」の審査委員長はリュック・ベッソン(フランス、監督)、審査員は、ピーター・チェン(香港、監督)、ジュウ・シュン(中国、女優)、フョードル・ボンダルチュク(ロシア、監督)、キム・ギドク(韓国、監督)、ロバート・マーク・ケイメン(アメリカ、脚本家)、フェルナンド・メイレレス(ブラジル、監督)。
コンペティション部門には『ラブ&ピース』のほかに『THE TAKING OF TIGER MOUNTAIN』(監督: ツイ・ハーク)、『WOLF TOTEM』(監督:ジャン=ジャック・アノー「セブン・イヤーズ・イン・チベット」「スターリングラード」など」)など計15本が選出されている。

■コンペティション作品部門「天壇奨(Tiantan)」
第3回、映画祭から正式に初めてコンペティション映画部門「天壇奨」が設立され最優秀作品賞、最優秀
監督賞など計10項目の賞が選出されます。

■過去受賞作品
第3回「天壇奨」:審査委員長 ニキータ・ミハルコフ監督/最優秀作品賞:『Back to 1942(原題)』
第4回 「天壇奨」: 審査委員長 ジョン・ウー監督/最優秀作品賞:『シッダルタ / SIDDHARTH』

北京国際映画祭について
2011年創設の映画祭今年で5回目。北京市によってサポートされ資金を受けて運営されている。開催以来、ハリウッドの重役、プロデューサー、監督などが多く参加している。過去、ジェームズ・キャメロン監督、ピーター・チャン監督、ウォルフガング・ペーターゼン監督、リュック・ベッソン監督、ジャンジャック・アノー監督、アルフォンソ・キュアロン監督、オリバー・ストーン監督、ジョン・ウー監督、ニキータ・ミハルコフ監督、ジェレミー・レナード、キアヌ・リーブス等が参加。
この数十年の間で中国の映画市場は大きく伸びており、映画祭は中国と海外の映画産業の強いむすびつきをアピールする目的で実施されている。
http://bfm.bjiff.com/2015/en/index.html

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52008

執筆者

Yasuhiro Togawa