公開館数は2.28(土)初日の週末ランキングトップ10圏内の映画では最も少ない127館ながら、館アベレージ(一館あたりの平均興収)は『アメリカン・スナイパー』についで2位。ももいろクローバーZのメンバーが全上映劇場で舞台挨拶を実施する全国行脚作戦(3/1時点で56館達成)を中心に、様々なゲリラプロモーションやタイアッププロモーションを敢行。全国行脚では、各地に散らばったメンバーが、舞台挨拶やマスコミ取材だけではなく、積極的に観光地やショッピングモールを訪れてチラシを巻いたり、書店に立ち寄り、急遽、原作本にサインをしたりと、ももクロらしい突発的で想定外の宣伝活動を実施しました。

さらに、青春映画の巨匠、大林宣彦監督から「ももクロを全く知らない私は、普通の女の子が出演した映画として『幕が上がる』を見た。これはアイドルを使ったアイドル映画ではない。とても愛おしい、正統派で古典的な青春映画。本広監督、お見事!」と絶賛のコメントを頂いたように、ももクロのファン以外の評価も非常に高く、文部科学省の選定や東京都優良映画の推奨も受けております。

2月13日から実施した全国行脚を初め、積極的に見せ込みを実施していった『幕が上がる』は次第に口コミが広まり、初日には高校生のカップルや夫婦、家族連れと、幅広い観客層が多くみられました。足で稼ぐ宣伝手法からいかに口コミを広げて行けるか、映画『幕が上がる』の挑戦はこれからが本番です。是非、今後の動向にご注目下さい。

映画『幕が上がる』成績速報

・ 公開日:2月28日(土) 公開館数:127館
・ 興行収入134,071,925円/動員数81,109人
(2/13〜3/1 ※先行上映とライブビューイングイベント上映の数字を含む累計興行収入)

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執筆者

Yasuhiro Togawa