この度、1月24日(土)よりテアトル新宿他にて全国ロードショーとなります、映画『さよなら歌舞伎町』本作は世界有数の歓楽街として世界中にその名を轟かせる新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台に、不器用ながらも懸命に生きていく男と女をリアルで温かく描いた、笑って泣ける大人の群像劇です。主演の染谷将太演じるラブホテルの店長の徹や、前田敦子演じる有名ミュージシャンを目指す沙耶、南果歩演じるラブホテルの清掃員をつとめながら時効を待つ里美ら一癖も二癖もある様々キャラクターが登場します。

本作の魅力をギュッと活字に込めたノベライズ版が好評発売中となっております。

【相田冬二さんコメント】
登場人物それぞれを公平に描くというよりも。そもそも「時間」というものが、だれに対しても公平に降り注いでいるのではないかと考えました。これは、なによりもフェアに生きている主人公=「時間」に出逢ったひとびとの物語。想い出や希望は大切ですが、わたしたちは、過去でもなく、未来でもなく、いまを生きるしかありません。その意味で、どんな生命もまっさらで公平なのです。気がつけば、「時間」になりきって小説を書いていました。朝も昼も夜も次の 朝もぜんぶ大切で、愛おしい。人生に無駄はありませんね。ありがとう、『さよなら歌舞伎町』。

『さよなら歌舞伎町』ノベライズ
定価:¥580(税抜き) 好評発売中【2015年1月20日(木)発売】
原作:荒井晴彦/中野太 小説:相田冬二
企画:リンダパブリッシャーズ 発行:泰文堂

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執筆者

Yasuhiro Togawa