この度、園子温監督待望のオリジナル作品『ラブ&ピース』を弊社アスミック・エースが配給することを発表。

監督は、『愛のむきだし』『ヒミズ』など海外の評価も高い、日本映画界の至宝・園子温。いままでの“園子温ワールド”のイメージと一線を画す本作は血が出ない!誰も死なない!エロくない!しかし園監督らしい超展開はそのままに、愛と希望と夢で綴られた極上エンタテイメント。今回、園子温が初の特撮を用いて演出し、崩壊する東京の街に巨大化した“LOVE”=愛の怪獣が東京の街に現れます。驚愕の超展開でありながら、東京に愛が降り注がれるそのクライマックスは、観たこともない【感動と涙】を誘います。

うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマン・鈴木良一(長谷川博己)。ある日、良一はデパートの屋上で一匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを感じる。あきらめたロックミュージシャンへの道、まともに話せないが恋心を抱いている寺島裕子(麻生久美子)への想い・・・彼の人生を取り戻すのに必要な最後の欠片(ピース)、それが・・・そのミドリガメだった!

うだつのあがらない日々を過ごす主人公のサラリーマン・鈴木良一に、『鈴木先生』『セカンドバージン』の実力派俳優・長谷川博己。彼が想いを寄せる女性・寺島裕子に、『モテキ』『ニシノユキヒコの恋と冒険』の麻生久美子。そして、本作で『希望の国』を観て以来出演を待望していたという、日本を代表する名優・西田敏行が物語の鍵を握る謎の老人役で出演します。また、ほかにも、渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおる、田原総一郎、水道橋博士、宮台真司、茂木健一郎、津田大介、真野恵里菜、神楽坂恵、松田美由紀と豪華出演陣が集結いたしました。そして今回特撮を駆使したキャラクターたちの声の出演に星野源、中川翔子、犬山イヌコ、大谷育江と、個性的な俳優・声優たちが出演しています。

巨大な亀の上にメインキャスト3名ほかが描かれているティーザービジュアルのイラストを手掛けたのは漫画家・イラストレーターとして活躍している山田章博。また、このアートディレクションは本編で特技監督を務めている特撮界の俊英・田口清隆が手がけました。公式サイト(PC&スマホ)では、このビジュアルの壁紙ダウンロードを無料プレゼント予定!(現在は準備中です)。特報映像は本ニュース配信と同時に公式サイト(YOUTUBE)でアップいたします。
本ニュースのご紹介をぜひともお願い申し上げますとともに、今後本作へのご支援を賜れますと幸いです。なお、本作は現在ポストプロダクション中、来月2月初旬に初号完成予定です。マスコミ試写は3月より開始を予定しております。

キャスト・スタッフのコメント、プロフィール
★園子温より コメント
「この作品は俺の魂の集大成だ」

●【鈴木良一 – すずき りょういち】 長谷川 博己
うだつの上がらない日々を過ごす小心者のサラリーマン。若い頃はパンクロッカーを夢見ていた。同僚の寺島裕子に想いを寄せている。ある日、デパートの屋上で売られている一匹のミドリガメ“ピカドン”と出会ってから、超展開の人生を送ることになる。

★長谷川博己より コメント
「今回、園子温監督作品で二度目の出演、そして初めて主演を務めさせていただきました。
一人の冴えないサラリーマンがロックスターになる、そして怪獣が出てくる特撮映画だ、と聞いて一体どんな映画なのか想像がつきませんでしたが、出来上がった作品をみて不覚にも涙しました。見る人たちそれぞれにカタルシスのある作品です。
過酷な撮影は、二度と園監督の作品に出たくない!とも思わせましたが、やはりやって良かった!また新たな一面を引き出していただきました。
園子温監督の自由な発想、魂の叫び、また皆さんが度肝を抜かれる事となるでしょう。どうぞお楽しみに。」

●【寺島 裕子 – てらしま  ゆうこ】 麻生 久美子
鈴木良一が想いを寄せている、職場の同僚。地味で目立たない女だが、職場で疎まれている良一に優しく接する。

★麻生久美子より コメント
「園さんとは、10年以上前に、未だ公開されていないショートフィルムでお仕事した事があって、その後にドラマ「時効警察」でお世話になりました。そして今回、園さんオリジナルの作品に出演させて頂く事になり、とても楽しみにしていました。衣装合わせの時には、とにかくダサく、色気はゼロで麻生久美子だと分からない感じでやって欲しいと言われたので、今までにない自分を引き出して貰えそうでワクワクしたのを覚えています。ストーリーもファンタジーで心に響き、今まで観た事のない素敵なとんでもない映画
になっていると思います。やっぱり園さんの才能は計り知れない凄さがあると思いました。一緒にお仕事出来てとても楽しかったです!」

●【 謎の老人 – なぞのろうじん 】 西田 敏行
トイレに流されたピカドンが下水道を通って辿り着いた地下に住む謎の老人。物語の鍵を握る人物。

★西田敏行より コメント
「下水道のセットの中でひたすら一人芝居をするという、今までで初めての体験をしました。人間の共演相手もなく、撮影中はこれで大丈夫なのかななんて不安に駆られながらやっていたんですが、出来上がった作品は素晴らしく、手に汗握りながら最初から最後まで楽しく観ました。とても園子温監督らしい映画だと思います。」

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52008

執筆者

Yasuhiro Togawa