『アナと雪の女王』のウォルト・ディズニー・スタジオ最新作で、全米初登場1位を記録し、アカデミー賞有力候補作品として高く評価されている映画『ベイマックス』は、昨年12月20日(土)より日本公開いたしました。公開初週末に、観客動員46万人/興行収入6億円を超える大ヒットスタートを切った後、年末年始を挟んだ公開3週目の週末1月3日&4日にはオープニング週末を上回る観客が劇場に押し寄せ、驚異の前週比130.1%を記録、『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン』を抜き2015年最初の週末動員数&興行成績No,1を飾り、この冬のお正月興行を制しました。そして2015年第2週目、3連休となった1月10日&11日&12日の週末には観客動員67万人、興行収入8億円の興行を記録。公開から公開4週目にして観客動員数4,525,068人、興行収入5,723,736,400円を突破、週末動員数&興行収入2週連続1位を獲得した(※数字は1/13付)。最終興収108億円を記録した『トイ・ストーリー3』と同日数の22日間で興収50億円を突破した『ベイマックス』。カップル、友達グループ、親子、三世代で訪れるファミリーなど幅広い層の観客が劇場に足を運んでいることから、この先どこまで伸びていくのかさらなる期待が寄せられている。

右肩上がりのお正月No.1大ヒットの大きな要因の一つは、強い口コミ。「文句なく面白い!」「意外な展開!」「泣いた!」「絶対見たい!」「ディズニーのリサーチ力が凄い!」「これぞエンターテイメント!」というストーリーの面白さやクオリティの高さに対しての絶賛の声が多く寄せられ、Twitterのツイート数は上映中の作品中で断トツ一位を記録(映画レビューまとめサイト“coco”参照)。一般向け映画サイト“Yahoo!映画ランキング”でも、『ゴーン・ガール』や『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン』等様々な話題作を圧倒的に上回る4.33点という非常に高い評価と、アメリカの有力映画サイト“Rotten Tomatoes”でも88%の高評価をキープしている。※3サイト共に、1/13現在
ベイマックスのキャラクターが巷で話題となり、前売り券の売行きが『アナ雪』を上回るなど公開前からその話題が注目されていた本作。公開するや「アナ雪を超えた!」「ベイマックスがほしい!」という声がSNS上に溢れ、200以上も作られた商品にも売り切れが出現した。さらに “ベイマックス”を模ったキャラ弁や雪だるま、お汁粉、カフェラテアートの写真やベイマックスの顔文字( ●—● )のSNSへの投稿も続出。さらには着ぶくれした姿を「ベイマックスみたい〜」とする会話や、「餅(ベイ)マックス」「ベイマックス男子」「ベイマックス女子」といった新しい造語が飛び出すなど、その現象化が一気に加速、その社会現象は世代/性別を超えて広がっている。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=51409

執筆者

Yasuhiro Togawa